今日のニュースで目を疑うようなことが書かれていた。 コンゴ(旧ザイール)で、先月「魔女狩り」が行われ、約400人が殺害されたという話だ。 魔術を操ったと疑われた住民が「悪魔払い」を呼びかける群集のリンチに遭い、こん棒などで殺されたという。 コンゴは今でも魔術や呪術への信仰が根強いということで、おそらくそこの住民は、むかしの風習に従ったまでなのだろうが、何も21世紀の世の中に持ち込まなくてもねえ。 「魔女狩り」といえば、中世ヨーロッパの遺物じゃないか。 まだやっている国があったとは。 やはり世界は広い。
それにしても信仰というのは、心の安らぎを得られるが、集団化するとこれほど危険なものはない。 わが国は「魔女狩り」というものはなかったと思うが、いわゆる「宗教戦争」というのはあった。 「一向一揆」や「島原の乱」というのがこれに当てはまる。 「一向一揆」は、「戦死すれば極楽浄土に行ける」と言って信者を煽ったという。 もちろん無知な信者は、ありがたがって命を落としている。 大東亜戦争でも似たような一面はあった。 ぼくは常々、宗教団体というのは自分勝手な思い込み集団だと思っている。 一般社会に適応できないのか、いつも周りとトラブルばかりおこしている。 本人たちが「善かれ」と思ってやっている集団の「お題目」も、傍からすればただの「騒音」に過ぎない。 そういうのは、人のいないところでやってもらいたいものだ。
さて「魔女狩り」だが、魔女かどうかは知らないけど、魔女らしき人というのはけっこういますよね。 ・勝手な思い込みで人殺しをする人。 ・ありもしないことを触れ回って世の中を騒がせる人。 ・しつこく嫌がらせばかりやる人。 こういうのも一種の魔女ですよね。 こういう魔女の場合、どう対処したらいいんだろう? まさかこの国で「魔女狩り」をするわけもいかないだろう。 いっそコンゴにでも行ってもらうか。
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