想いを伝えても、言葉を尽くしても、もう遅すぎた。彼女の心は、俺の手の届かないところへ行ってしまった。大切なものは、俺の手から零れ落ちた。もう何も無い。俺には、何も残っていない。………あぁ、お前がいるのか。相変わらずニャンニャンと賑やかなヤツだな。お前のためにも、頑張ってみましょうかね。