Lacrimosa 日々思いを綴る
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2004年10月07日(木) クマ被害

かつてない程の台風被害は、市街地だけではないようです。
野生動物が住まう山林も、実っているはずの木の実が全て落ちている、などの被害が出ている様子。
結果、山奥にいるはずの動物が、冬を越すための糧を得るために人里へ降りてくる。
いやね、キツネやタヌキなら、まだいいんですわ。問題はクマです。
クマと言っても、プーさんとかリラックマならね、ハチミツとかホットケーキ食わせれば帰ってくれそうですが、普通のツキノワグマだと、そうは行きませんねぇ。
本州あたりは特に台風の被害が大きかったせいか、ツキノワグマ騒動が例年よりも多い、と聞きます。
首尾よく冬眠に入ってくれればいいのですが、問題は冬眠の態勢が整う前に冬が始まった場合、です。
冬眠し損なったクマは、真冬でもエサを求めてさまよい歩きます。こういう状態のクマを「穴持たず」と呼ぶようですが。
大正時代、北海道苫前町で起こった史上最悪の獣害「羆事件」は、この「穴持たず」が起こした事件です。
この時は、開拓のため山奥に入り込んでいたために起こった事件(現在、車を走らせても、市街地から現場までかなりの距離がある)なので、今は同じようなケースは起こらないと思いますが、家に侵入されて仏壇の供物を全て食われる、くらいの被害は起こるかも知れませんねぇ。
北海道では、ツキノワグマよりさらに大きいヒグマに気を付けなければなりませんが、今のところ、「出たー」という騒ぎは起きていない様子。
まぁ、出そうなところをうろつけば、遭いたくなくても遭えます。
デカいヤツになると、体重400キロ超えますからね。怖い怖い。


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