スナックおのれ
毛。



 臨時バスは、追憶へ。

 駅に行ったら、浅草線が止まっていた。駅員に誘導されて、バスに乗ると、懐かしい町並みが見えた。間近で見えた。あの階段に座って、夜、話をしたな、とか、この道を毎日、自転車で通っていたな、とか、嫌ではないけれど、何かくすぶるような思いがにじみ出た。窮屈なバスの車内は、動けない。数分感の短い時間に、思い出と思いが交錯して、自分がいる時間軸がわからなくなった。春のような気がした。
 あいかわらず変わらない町並み。あの奥には、いつもひとりで昼ご飯を食べていた公園がある。私の中で、その公園の時間は夏で終わっている。ケヤキの木の緑が、太陽を反射して、ぎらぎらしてるのが見えるような気がした。


2005年02月24日(木)
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