スナックおのれ
毛。



 好きな人には。

 好きな人には、自分を知って頂きたいと思っています。とてもわがままで迷惑なことだと知っています。見る見ないは、本人の意思だから仕方がない。同じように、私の意思として、好きな人には私の汚い部分、卑怯な部分、邪な部分、わがままな部分、恥ずかしい部分を知って欲しい。知るだけで良いんです。理解しなくていいんです。知ってて欲しいと思ってしまうんです。
 だけれど、私は面と向かって自分を出すのは下手です。こと、そういう部分は隠したがります。自分を良く見せよう見せようとがんばる卑怯くさい人間なんです。以前は、文章にもそういう傾向がありました。でも、ある時期、詳細に伝える努力をした文章があります。その時、経験していた恋愛をもとに自分と状況を書こうと試みた文章です。文章的には、稚拙だろうし、深みもないかもしれない。ただ、私にとって、あの作品は、自分自身の書く歴史の上で、とても大切にしている作品です。
 ある日、友人のひとりに「読んだ」と言われました。その時、私はその作品をあまり周りには見られたくなかったんです。でも、彼女の反応は私の思ったものとは違ったもので、「私とのつながりをずっと続けて行くことを決めた」そんな内容でした。とても、嬉しかった。恥ずかしくて仕方のない内容だったけれど、それをも認めて友達でいてくれるんだと嬉しくなりました。それから、私はその作品を好きな人に読んでくれるように頼んでいます。相変わらず、辛くなるから読まないと言う人は多いけれど、できれば読んで欲しい。汚さも卑怯さも邪さもわがままも、恥ずかしいことも、全部含んだ私と付き合って欲しいとと考えています。読んで、別れてもいいから。

2005年02月11日(金)
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