スナックおのれ
毛。



 「怠惰」と言うコア。

 CDを聴こうと思いました。5年ほど前に購入したCDでです。私は、コンポの近くに最近のフェイバリットミュージックのCDを置くようにしていますが、5年ほど前のCDまでは網羅しておりません。面倒になりました。CD棚まで5、6歩進み、暗闇にてお目当てのCDを探し、また戻り、コンポの電源をつけて、CDを入れる。そんな行動が非常に億劫になったのです。躊躇しました。この衝動をどうしたものかと、少し思案に暮れました。後、ハッとしました。そういえば、macのi-tuneにソレ入れておいたわ。音質という面では劣るけれど、まあ、いいや。面倒だから。
 かくして、私はお目当てのCDを、まさしく今、i-tuneにより聴いています。しかし、音質よりも環境よりもなによりも、面倒くさくないかどうかを優先した自分の衝動が恐ろしい。そこに私のコアが集約している気すらするのです。 
 今、i-tuneから流れるメロディーを聴きながら、私は考えます。文明は怠惰から生まれる。そう!人から意味嫌われる怠惰から。切なくもなりますが、それはまぎれもない事実。果たして100年後。人はどんな面倒くさくない世の中に住んでいるのか。失われるであろう人の生命力に懸念もしますが、うらやましくもあります。

2004年10月13日(水)
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