スナックおのれ
毛。



 番頭台のマリア

 「サービス」に許されたい。聖母マリアのように微笑んで「大丈夫よ」と私を受け止めてほしい。レストランで、マクドナルドで、コンビニで、酒屋で、スーパーで、銭湯で。街中にはびこる「サービス」のすべてよ、私を許して!そう声を大にして叫びたい。
 本日、突然の断水のため、銭湯に向かった私。時刻は23時。銭湯閉店1時間前のことです。すると番頭台のおかみさんが、やさしい微笑みをもって、こんばんわ、いらしゃいの後、「あと1時間なんだけど・・・平気?」と微笑みながら私に訪ねていらっしゃいました。以前、同じような状況で駆け込んだ他の銭湯では「あと1時間!」と、つっけんどんでもって、取りつく島なし、軍隊方式の対応をされたことのある私は、とても嬉しくなりました。このおかみさんは、1時間前に駆け込んだ私ですら許してくれる、やさしくしてくれる、そう思えました。
 これを他に照らし合わせてみると、たとえばマクドナルドの良い店員の場合。うろうろアレやコレや悩み続ける私を微笑みで持ってじっとまち、「はい、チーズバーガーですね!」とにこやかに答えてくれます。それは、優柔不断な私を許してくれた一瞬。レストランにおいては、とんかつにソースではなく醤油を注文する異端児の私をやさしく見守ってくれた人もおりました。
 「サービス」。街中にはびこる見えない商品。どうか、これからも私をゆるしてください。本当に・・・。

2004年09月13日(月)
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