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■ ありがとう。そして、さよなら、戸越。
突然ですが、今月末で住みなれた戸越を去ることになりました。それで現在、「さよなら、戸越」という特集を作成中です。書きたいことは、山程あるのに、どうも遅々として進まない。どうにもこうにも、自分の気持ちと実際の行動とで、ジレンマを感じます。 昔から、私は自分のことを書くのがどうにもヘタクソでなりません。今回、書いている「戸越」というテーマは、いかんせん思い入れが強いせいか、進まないのです。戸越に住んで、丸三年。その間に私は「これだ!」と思っていた仕事を辞め、フリーター生活に入り、また、もとの「これだ!」という仕事に戻ろうとしています。もちろん、それだけではありません。私を取り囲む人間関係もガラリと変わりました。この地に住んでいる間に起こったこと、それすなわち、この地に支えられて、どうにかこうにか越えられてきたことでもあります。例えば、大崎駅前の中華料理店。遅い時間に帰った時には、必ずといっていいほど、そこでラーメンかタンメンを食べて、ビールを少し飲み、本を読んでいました。同じくカラオケ屋さんに雀荘。少し精神状態が落ち着かない時に、散々歌いまくったり、休日の良き昼下がりを過ごしたりしました。そして、戸越銀座の肉屋さん。最近では、いつも「毎度、ありがとうございます」とおばちゃんが言ってくれて、本当に嬉しい。まだまだあります。麻雀をする時に必ずといって良いほど出前をお願いした蕎麦屋さん、ハチノスが美味しい家の近くの焼肉屋さん、フリーター時代に毎日のように通った八百屋に魚屋。肉体的にも精神的にもヤバイ時に全てを癒してくれたマッサージ師のいる銭湯、家の近所の午前三時にし込みを始める豆腐屋さん。それに戸越公園とその近くの図書館、戸越神社、武蔵小山の商店街、最近ふらりと立ち寄るようになった中延の町。全部が全部、3年間の私を支えてくれました。本当にありがとう。 とりあえず、特集「さよなら、戸越」は、来週の木曜日までにはアップする予定です。できるだけ丁寧に作りたいと思っています。この街に住んで、本当に良かった。できれば、何年後かにまた戻ってきたいと思います。 最後に。 ありがとう、戸越。 そして、さよなら、戸越。
2003年08月22日(金)
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