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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■とりあえず衆院選についてのコメント
今回の衆院選については書きたくてしかたがなかったのだけれど、一応、選挙期間中、ということで自粛していました。

既にニュース等でガンガン流れているので、今更、僕がどうこう言うものでもない。
どうせ、どこのブログも衆院選のネタばっかりで、読むほうも飽き飽きしているだろう。

僕自身は、今回の選挙に限っては、自民党支持だ。

僕は、小さな政府どころか、政府すらなくてもいい、というくらいの極端なまでの小さな政府主義者。
愛知県の豊田市なんて、独立国家、株式会社国家として充分にやっていけるだろう。
トヨタの奥田会長は、経団連でごにょごにょやってないで、独立国家宣言しちゃえば面白いのに。

今回の衆院選を振り返ってみる。
堀江氏について、何か書いてくれ、と何人かから言われたのだけど、興味がないので、書かない。
郵政民営化は、避けられないことだと思うので、どういうカタチで決着するかの問題でしかない。
いつ、どのようなカタチで民営化するかが問題なだけであって、郵政公社はいずれ民営化される運命だ。
民主党だって、本音は郵政民営化に反対していたわけではなかったと思う。
単に反小泉、政権交代したい、という理由で、反対していただけだ。

僕は、そのことに国民は気づくだろうか?と心配だったのだけれど、選挙の結果を見れば、民主党の惨敗。
国民はバカではなかった。
郵政民営化は避けられないとは認識しつつも、反小泉、政権奪還だけを訴え続けた民主党の惨敗は当初より明らかだった。
僕自身、国民がどこまでその民主党の欺瞞に気づくのだろうか?という危惧はあったのだけれど、結果的に歴史的な自民党の圧勝によって、民主党は完全に叩き潰された。

僕は、政党としては、自民党支持ではない。
だが、今回の選挙に関しては、政策面から自民党を支持せざるを得なかった。
僕の選挙に対する基本的なスタンスは、与党に対するカウンターとしての最大野党に投票することなのだけれど、今回はさすがに民主党を支持することはできなかった。

今回の選挙がこれまでの選挙と大きく異なっていた点は、政策選挙であったことだと思う。
かつての小選挙区の候補者に求められるのは、地元への利益誘導であった。
都市部で生活する僕にとっては、地元に対する利益誘導は興味がない。
第三京浜と首都高を繋いでくれや、くらいの希望はあるけれど、まあその程度。

僕の田舎に関しても、実家から10分で高速道路のインターチェンジにアクセスできるし、コンビニだって、徒歩10分以内に3軒ある。
岡田民主党の実家であるイオンの巨大ショッピングセンターは、夜11時まで営業していて実家から徒歩3分である。
田舎であっても、都会生活とほとんど違いはない。
場合によっては、都市部よりも田舎の実家のほうがずっと便利。

追記:
こんなの田舎じゃない、というコメントを頂いた。でも僕の田舎には鉄道がない!どこに行くにもクルマ。僕の家族は徒歩3分以上かかるとことにはクルマで出かける、僕の実家は田舎の中心部にあるので事実上クルマなんていらないんだけど。田舎が恐ろしいのは、土地があまりまくっているせいか、あっという間に全国資本が集結してしまうことである。伝え聴くところによると、モスバーガーが善戦し、マクドナルドとケンタッキーは悲惨らしい。ガストはおばちゃんの溜まり場としての地位を確立したそうだ(ソースはママン)」

今回の小選挙区に関しては、自民党がずっと続けて来た「地元への貢献」に関しては、もはやお腹一杯。
僕の感覚では、都市部と田舎の生活較差はそれほど大きくない。
田舎でも生活面では何の不自由もない。
地方にとって、地元還元と言っても政治による箱モノはほとんど必要とされていない。
田舎であっても、都市部とそれほど生活感による違いはそれほど大きくない。
橋もいらん、トンネルもいらん。
高速道路も地方には行き渡っている。
ぼくの実家周辺は高速道路だらけ。

田舎の問題は、職の確保であって、箱モノではない。
僕自身、仕事さえあれば、東京に拘らず、田舎で暮らしても構わない。

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09月12日(月)
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