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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■またギターを買ってもうた・・・。
また買ってしまいました。
ギターを。
2週間前にアコギを買ったばっかりなのに・・・。
ギブソン・レスポールのカスタム。
ギブソン・カスタムショップ製のブラック・ビューティーと呼ばれる、名前の通りブラックのレスポール・カスタム。
「漢のギター」である。
僕は、以前からレスポール・カスタムのブラック・ビューティーを物色していた。
ブラックビューティーには二種類ある。
1957年のリイシューモデルのヒストリックコレクションと1968年のカスタムショップ製。
両者のスペック上の大きな違いは、使われている木の種類。
小さなスペックも微妙に異なるのだけれど、音としての影響は、どのような素材を用いているかで決まる。
1957年モデルはオールマホガニー、1968年モデルはマホガニーボディーにメイプルトップ。
マホガニーは軽く密度の低い木である。
それに対してメイプルは重く密度の高い木だ。
音の特徴としては、一般的に言って、マホガニーは中域が強く、ドライな音がする。
メイプルは高域が強く出て、ウエットな音がする。
だけどそれは一般論だ。
実際に音を出して比較すべき問題である。
僕は1957年リイシューのヒストリックコレクションが欲しかった。
半常駐のクライアント先からノー残業デーだとか何だかで19時に追い出されたので、楽器屋に行くことにした。
僕は早い時間に帰宅することに慣れていないので、早い時間に仕事を終えると必ず寄り道をしてしまう。
楽器屋には目的の1957年リイシューのヒストリックコレクションと1968年のカスタムショップ製が並んでいた。
プライスタグは1957と1968は全く同じものがついていた。
定価は1957のほうが数万円高いはずだ。
ヒスコレのほうがお買い得感が高い。
店員さんにお願いして1957と1968の両方を弾き較べさせてもらうことにする。
アンプはマーシャルとフェンダーのどちらになさいますか?と尋ねられたので、迷わずマーシャル、と答える。
僕はフェンダーのギターは好きだが、アンプは嫌いだ。
JCM2000のコンボ(アンプスピーカー一体型)を用意してもらう。
僕の自宅のJCM2000はアンプとスピーカーが分かれている巨大なスタック。
1957と1968を交互に繋いで弾き較べ。
音は予想通り。
1957は中域ブーストで音が柔らかい。
1968は低高域ブーストで音が硬くて太い。
好みの問題もあるのだけれど、僕にとっては1968のほうがしっくりきた。
いわゆる漢の音なのである。
ゴリゴリとした硬質の音だ。
優しさよりも強さ。
ネックの感触も全く異なっていた。
1957は太くて厚い。
1968はレスポールにしては薄くて細い。
音も弾き心地も1968のほうが僕に合っている。
定価は1957のほうが高いのだけれど。
1968のほうを買う事にした。
楽器は価値は価格ではない。
あくまでも趣味だし、自分に合っているかどうかが問題だ。
そうはいいつつもギブソンのなかでもカスタムショップ製なので、通常モデルよりはずっと高い。
自宅に帰って既に保有している1959のレスポールスタンダードと弾き較べてみる。
1959と1968を並べてみるとゴージャス。
1959はトラ杢バリバリ。
1968はカスタムなのでゴールドパーツやら貝殻を多用したゴージャス仕様。
両者ともにオーラが出まくっているギターだ。
1959と1968は見た目は全く異なるものの、木の素材等の音に関わるスペックはほぼ同等である。
指板の素材が1959はローズ、1968はエボニーと異なるが、他のスペックは同じ。
マーシャルのJCM2000に繋ぐ。
音が全然違う・・・。
今回購入した1968は、エッジの効いた太くてロックな音。
1959は甘くて繊細な音。
レスポールのスタンダードとカスタムって音に関するスペックはほとんど変わらないのに、実際の出音は全く異なっていた。
1968カスタムは、いかにも漢なのである。
1968は、まだ僕のセッティングにはなっていないので、既存の1959と比較すると弾きづらかった。
弦を緩めて、セッティングを調整。
弦高やらピックアップの高さを調整する。
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07月09日(土)
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