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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■クルマ復活
クルマのバッテリーをはずして充電し、クルマを動く状態に戻した。
僕のクルマは放ったらかしにしておいた結果、バッテリーが完全に放電していた。

自宅にトリクル充電器もあるので、自宅で充電しよう、と思った。
バッテリーをはずして、自宅に持って帰ればいいじゃん。
サポートを呼ぶまでもないだろう。
以前、長期海外出張中にも同じくバッテリー上がりを経験しており、その際は、ローダー(クルマを乗せるトラック)に乗せられてディーラーまで運ばれる、という大げさな事になってしまった。
たかだかバッテリー上がりくらい、自分で何とかなるだろう。
自分で対処することにする。

実はこれが意外と大変なのであった。
僕はボンネットを空けて、バッテリーをはずそうと思った。
最近のクルマのエンジンルームはカバーが掛けられており、バッテリーがどこにあるのかもわからない。
僕はウィンドウウォッシャー液の充填以外の目的で自分のクルマのボンネットを空けることはない。
今時のクルマはボンネットを空けても、エンジンはカバーされており、何がどこにあるのやらさっぱりわからない。
エンジンカバーをはずすと、電気系統の配線だらけ。
クルマにはUSBとかFireWireという発想はないのか?
一対一で配線が繋がっているせいか、ケーブルだらけ。
ハブとかつけてTCP/IPで何とかしろ。

バッテリーを発見し、はずそうと試みる。
わからん・・・。
どうやったらバッテリーがはずせるのかわからない。
マニュアルを見る。

「ディーラーにお問い合わせください」とだけ書いてあり、バッテリーのはずしかたは書いていない。
それどころか、バッテリーの充電は危険なので、ディーラーにお任せを、と書いてある。
勝手に充電したら爆発するかもしれませんぜ、とまで書いてある。
バッテリーごときでディーラーに問い合わせるか!このバカチンが!

ボンネットを空けて、ごちゃごちゃやっていると、工具を持ったおっちゃんがやってきた。
僕の隣のクルマのボディーカバーを開ける。
何と、そこにはフェラーリ・ディノが現れた!
僕の隣はディノだったのか・・・。
僕が最も欲しいクルマの第一位だ。
自分でメンテできないし、実用性も限りなくゼロだろうから保有できるわけももない。
心の中で敬礼。
おっちゃんも僕と同じく、ミッドシップのエンジンルームを空けてごちゃごちゃやっている。
おっちゃんは、しばらくするとディノにカバーをかけ直して、向かいに停めてある別のクルマに向かった。
カバーをはずす。
ロータス・エリーゼ。
ディノは無理としても、何とかなるんじゃないか、というあこがれを持っているクルマ。
黒ちゃん(サーヤの婚約者)と同じ。
僕の欲しいクルマ一位はディノ、二位エリーゼ。
実用性と僕のクルマに対するスキルからいうと両方とも所有は難しい。
おっちゃんは両方持っているのか?
また、エンジンを空けてこちゃこちゃやっている。
ディノとエリーゼ、クルマオタクのあこがれの人生だよな、と思いつつAudi TTのエンジンをいじくり回す。

正しくいじくっている、というよりもただエンジンカバーをはずして、配線とかを確認しているだけである。
適当にネジをはずしてみたり・・・。
おお、こんなところにオイルタンクがあったのか、レベル。
これが、ターボか、インタークーラーか、ふむふむ。
本来の目的を忘れて、エンジンのあちこちのネジをはずして、パーツを観察しては、ふーむ、なるほど。

本来の目的はバッテリーをはずしたいだけである。
超初心者級。
ところが、マニュアルにはバッテリーのはずし方が書いていない。
今時のクルマはバッテリーさえはずしちゃいけないのかよ、と思いつつ手探りであちこちをいじる。
エンジンルームの奥は暗い。
口にマグライトを咥えて、照らしながらエンジンの中を探る。
うーむ。
「エンジン」のキムタク気分。
アタマの中で勝手にエアロスミスが流れる。
エンジンルームは狭い。
「エンジン」のキムタクと同じく腕時計がじゃま。
腕時計をはずす。

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06月06日(月)
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