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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■クレジットカード会社にメールを送ってみた
先日、クレジットカードをプラチナからゴールドにダウングレードする、と書いた。
プラチナカードの使えなさ、というかプラチナカード以前に日本におけるクレジットカードの現状について、疑問を持ったので、クレジットカード会社に直接メールを送ってみた。
クレーマーっぽくてヤな感じだけど、ブログで愚痴を書くだけではなく、直接クレジットカード会社の見解を確認したほうが良いかな、と思ったからである。
まずは、僕がクレジットカード会社宛に送ったメール。
>プラチナカードの保有者です。
>お店によって、「XXX円以下の場合は、クレジットカードでの決済はお断りさせて
>いただいております」、
>「サイン以外にお電話番号もご記入いただけないとカードはご利用いただけません」、
>「当店では、クレジットカードご利用の場合、5%の手数料をいただいております」
>といわれることが多く、実質的にクレジットカードが利用できない事がよくあります。
>そのせいで、高額の年会費を支払っておきながら、現金で支払う事が多くなっております。
>貴社では、加盟店に対し、きちんとご指導なさっているのでしょうか?
>現状では、プラチナカードを保有している意味が見出せないので、
>ダウングレードを検討しております。
続いて、クレジットカード会社からの返答。
>平素はXXカードをご利用いただきありがとうございます。
>弊社では、利用金額の限定や、署名以外の記入、手数料率の上乗せなど、
>一切認めておりません。
>そのような加盟店が弊社と契約がある場合(ご存知のように
>XXカードを取扱う会社は弊社以外にもございます)、
>即刻の手数料等の請求の是正を「指導」いたします。
>なお、弊社の加盟店ではなかった場合は、契約会社に
>連絡してしかるべき処置を行っていただくことになります。
>今後共カードの利便性をあげるため、加盟店の指導・管理に、
>努めて参ります。今回このような事態をご報告いただきまして
>ありがとうございました。
>どうぞ宜しくお願い申し上げます。
カギカッコつきの「指導」。
僕の使っているクレジットカードは、プライムのグローバルカードであり、サブ契約のヘボカードではない。
クレジットカード会社としては、サブのヘボ会社が勝手に加盟店契約をやってるかもしれないので、自社が完全に悪いわけではないよ、という事らしい。
一方で、「一切認めておりません」と完全に言い切っているところに、誠意や強い意志を感じる。
クレジットカード会社としては、日本のクレジットカードの「使えなさ」について、厳格に運用しようとしているようだ。
同時に僕は、某東証一部上場企業のフランチャイズチェーンで、クレジットカードの最低利用金額攻撃を受けたので、その某社にも問いただしてみた。
すると、その某社は、「フランチャイズなので、クレジットカードの運用は、各フランチャイジーに任せているので、本部ではわからない」、という回答だった。
アホか、バカかと。
そのような根本的なルール違反を管理するのが、フランチャイズ本部の仕事だろっ。
現実問題として、日本でのクレジットカードのサービスレベルは、海外と比較すると著しく低い。
日本のクレジットカードの使えなさ、は発展途上国以下だ。
かつての僕は、会社の机の下に、常時、海外出張キットを詰め込んだスーツケースを置いていた。
上司から「ごめん、明日ニューヨークに行ってきて」と、突然、言われる事が日常的だったからだ。
このような事になる場合は、連続徹夜モードでテンパっているときで、僕が直接、現地に飛ばないと、もはやどうしようもない、という状況である。
自宅に帰って荷造りをするような余裕などあり得なかったので、僕は常にいつでも海外に出られるように海外出張キットを用意していた。
その上司は「パスポートとクレジットカードさえ持ってりゃ海外出張は問題なし」と言っていた。
正しい。
人が生活している国、一応、先進国と呼ばれる国に出張するにあたっては、パスポートとクレジットカードだけ持っていれば何とかなる。
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02月26日(土)
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