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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■クルマにWindows Updateは必要ないのか?
先日、5年目の車検から帰ってきたクルマを受け取って思った。

「ソフトウエアのアップデートもやっているのかな?」

現代のクルマは、ソフトウエアが満載である。
Windows Updateのように定期点検時に、こっそりとセキュリティーパッチをあてていたりはしないのだろうか?
クルマのハードウエアのリコールは良く聞くが、ソフトウエアのバグは聞いたことがない。
でも、怪しい。
何かやってそうだ。

僕のクルマはエンジンキーを回すと点検プログラムが起動し、1〜2秒くらいでダッシュボードの中央に「OK」と表示され、走行可能になる。
定期点検をさぼったりしていると、「ディーラーに行け」、というメッセージが出るし、連続して2時間以上走行すると、「休憩しろ」というメッセージが出る。
そのほかにも平均燃費やら、ガス欠までの予想走行距離やら、いろいろなメッセージが出る。

ディーラーに簡易点検をしてもらうためにクルマを持ち込むと、メカニックの人がパソコンの乗っかった台車をゴロゴロ押してやってくる。
ボンネットを開けて、台車の上のパソコンから出ているケーブルをクルマにガシッとつなぐ。
パソコンでカチャカチャ。
車載コンピュータのログをチェックしているらしい。
これがクルマの点検?

僕のクルマは、ボンネットを開けてもプラスティックのカバーでほとんどの部分が覆われており、配管や配線はおろかガソリンエンジン本体も見えない。
ほとんどブラックボックスと言っていい。
ボンネットの中の大半を覆うプラスティックのカバーをはずせば、昔ながらのガソリンエンジンやターボ、インタークーラーなどがみっちりと詰まっているのだろうけれど、僕はわざわざカバーをはずす必要がないので、自分のクルマのボンネットの中がどうなっているのかはわからない。
本当にエンジンが入っているかどうかも良くわからない。
エラーメッセージが出たら、素直にディーラーに持ち込む。
ディーラーは車載コンピュータのログで異常箇所のチェック。

僕は、自分のクルマのバッテリーがどこについているか、オイルをどこから入れるか、などという基本的な事すら知らない。
僕が知っているのは、ウィンドーウォッシャー液のタンクの場所くらいのものである。
逆にバイクのほうは走行している時間よりも、カウルをはずしてイジっている時間のほうが長い。
クルマのほうは、ブラックボックス化してしまっているので、イジりようがない。

僕のクルマはマニュアル6速。
運転のインターフェイスそのものは超アナログである。
でも、裏ではコンピュータが僕の運転の支援をいろいろとやっているらしい。

たまにAT車を運転するとかなり違和感がある。
なんだか「乗せられてる感」が強い。
僕は、ピーキーなエンジンのバイクとの併用なので、エンジンの回転数を高めにキープする癖がある。
速度はあまり飛ばさないほうなのだけれど、エンジンの回転数は高め。
必然的に街中では、低いギアしか使わなくなる。
僕は、街中ではほとんど3速以下しか使わない。
そうなるとAT車を運転すると、僕の感覚では低いエンジン回転数で、ギアがアップしてしまう。
AT車は「スポーツ」、「ノーマル」、「エコノミー」などのモード設定ができる場合も多いが、その場合は、「スポーツ」モード。
それでも選択されるギアが高い。

AT車のギアチェンジのタイミングを俺様仕様にカスタマイズできれば楽しいのに、と思う。
AT車のモード設定はソフトウエアなんだから、カスタマイズ可能だろう。
AT車のシフトチェンジタイミングを制御する車載コンピュータには学習機能があり、走っているうちに運転者の癖に合わせて馴染んでくるようなのだけれど、自分でも設定がいじれれば楽しいだろうな、と思う。

最近はクルマの運転インターフェイスも、電子制御になりつつあるようである。
ステアリングやブレーキ、アクセルは電子制御されつつある。
ステアリングバイワイヤー、ブレーキバイワイヤー、アクセルバイワイヤー。
昔ながらのインターフェイスでありつつも、裏では電子制御。
WiFi対応で遠隔制御も楽々だ。


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02月14日(月)
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