ID:99799
斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
[1220796hit]
■とうとう大型二輪教習を開始!
行って来ました教習所。
大型二輪教習。
実技教習の始まりです。
僕は今を去ること18年前に二輪免許を取得し、ここ15年間はバイクにまたがった事すらない。
そんな僕が、マトリックス・リローデットでトリニティーがドゥカティ996で高速道路を逆走するシーンを見て、大型二輪免許を突如、取るぜ、という気になってしまったのである。
例によって、教習コースを突っ切って、教習コース内にある駐車場にアウディーTTを駐車する。
大型二輪免許免許のきっかけはマトリックスリローデットだが、アウディーTTに関してはミッション・インポッシブル2でサンディー・ニュートン がトムクルーズの乗るポルシェボクスターとカーチェイスを繰り広げるシーンがある。
どうも僕は、映画に影響され易いらしい。
教習開始。
「普通二輪免許はいつ取得しましたか?」
「18年くらい前デース」
「バイクは日常的に乗っていますか?」
「15年くらい、跨った事すらありませーん」
「どうして大型二輪の免許を取ろうと思ったのですか?」
「おやぢになるとセンタースタンド掛けや引き起こしが体力的にきつそうなので、今のうちに取得しておきたいと思いましたー」
「では、センタースタンド掛けをしてみましょうか」
僕にとっての教習の最難関。
センタースタンド掛けである。
200キロを超す大型バイクのセンタースタンドが果たして掛かるのか?
腰を痛めないようにしなければ。
僕は若くはない。
右足をセンタースタンドに置いて、腰に余計な負担がかからないように気をつけながら、よいしょっと。
あれ?軽く上がってしまいました。
よっしゃあ。
最大の難関は突破!
これで大型二輪免許は取得できたも同然である。
「バイクのブランクが長いようなので、基本的なところからおさらいしましょう。これがブレーキです。これがウインカーです。これが・・・」
「ふむふむ。なるほど」
「では、エンジンをかけて見ましょう」
「?????」
「クルマじゃないので、キーを捻ってもエンジンはかかりません。セルを回してください」
どるるるるるうるるるる。
「では、とりあえず発進してみましょう」
クラッチを切ると、バイクは走り出した。
トロトロ。
なんだかんだ言っても750CCのバイクだ。
おそるおそる発進する。
「では、外周をぐるぐる回ってみましょう」
教官の後ろについて、外周コースをぐるぐる回る。
通常、大型二輪免許は普通二輪に飽きたらない人が挑戦する。
僕は15年もバイクに跨ったことすらないばかりか、エンジンのかけかたすら知らないのであった。
1時間めは教官の後ろをついて、ぐるぐるとコースを回って終わった。
エンジンのかけ方も知らずに大型二輪教習に来るとは、教官もあきれ果てたに違いない。
同じ日の夜、もう一時間技能コースをとった。
今度は狭路通過と発進、制動。
「発進したら、即、2速、3速と加速して40キロでキープ。ラインのところでブレーキをかけて、先のラインまでに停車してください」
「よっしゃあっ!」
急制動だなっ。
ばおーん。
ぎゃぎゃぎゃぎゃ。
指定された距離が短いので、急加速、急ブレーキ。
途中にコーナーもあるので、バイクを傾けてコースを回る。
第二段階の人も同じコースを走っているが、異様に遅い。
そんなスピードでは急制動の練習にも、加速の練習にもならんぞ。
僕は四輪で毎週、カーナビのリモコンと携帯電話を同時に操作しながら時速160キロで第三京浜を走行しているので、スピードに関する恐怖心はない。
40キロなど、停まっているのも同然である。
狭路通過も、かつてすり抜け小僧だった僕にとっては楽勝である。
「うむ、まずまずです。停車の瞬間にギアをローまで落としてください」
ん?最近は急制動でギアまで落とすのか?
僕はぱおーんと加速し、ギリギリまでブレーキをがまんし、急制動、瞬間的なギアダウン。
僕は延々とこの練習を繰り返した。
教習時間が終わりに近づいたとき、教官は言った。
[5]続きを読む
08月03日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る