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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■リクエストに応じて、ギブソンのフライングVを買ってきました
でも、僕にとっての白いギブソン・フライングVといえば、やっぱりマイケル・シェンカー以外にない。
80年代に輝き、神と称されたマイケル・シェンカー。
今は、精神病院には入院していないのかな?
フライングVをいじくりまわしていて感じたのが、これほどまでにトーンコントロールをゼロにすると楽しいギターはない、という事である。
僕の場合、ギターのトーンコントロールは基本的にフルテン(10)である。
トーンコントロールなんてほとんど使わないので、存在なくてもいいくらいだ。
このフライングV。
トーンコントロールがミソだったりするのである。
フライングVの音の良さは、トーンコントロールを絞ったところにあるようだ。
フライングVと言えば、クライベイビー半踏みが基本なのだけれど、トーンコントロールをいじれば、結構それなりの音がする。
ついつい「Into the Arena」を弾いてしまう。
ミッドレンジブーストの鼻が詰まったような、あの音。
トーンコントロールを絞った状態が僕のイメージする正しいフライングVの音。
エロい。
実にエロい。
レスポール・スタンダードもエロい音がするけれど、フライングVも違った領域で負けてはいない。
レスポールのエロさは甘さとサスティーンの伸び。
レスポールは艶っぽいエロさだけど、フライングVの音のエロさは、イキたいのを必死で我慢している感じの悶えのエロさ。
フライングVはトーンを絞って、ギターを股に挟んで、チョ−キング時のイキ顔で弾くのが正しい。
世の中ではエアギターなるものが流行っているそうだが、ロックギターに必要不可欠なのは、恍惚としたイキ顔である。
フライングVはイキ顔が出しやすいギターだ。
ギターのVの部分をお股にはさんで、ロングトーンのチョーキング。
フィードバックを使って、チョーキングの音を延々と鳴らしつづける。
その時の恍惚に満ちたイキ顔がロックなのだっ。
趣味の少ない僕の、ギターがそろそろ20本近くに増殖してきた。
でも、僕は計画的に段取りを進めている。
僕の自宅には、21本のギターコレクションにまで耐えられるギタースタンドを用意しておいた。
まだ、キャパシティーはあるぞ、と。
問題はむしろギター本体ではなく、ギターケースの置き場である。
20本近いギターにはことごとくハードケースがもれなくついてくる。
当然ながらハードケースはギターよりもずっと大きい。
ギターの置き場所には困っていないのだけれど、ギターケースは弱りモノ。
20本近くのギターの大半がハードケース付属なのである。
どうすんだ、コレ。
押入れが20個近いギターケースで埋まっているぞ。
とりあず、一人で恍惚としたイキ顔でフライングV。
一人深夜にイキそうな顔をしてギターを弾いているおっさんは見苦しい。
それでも僕は、アホみたいにギターを買い求め、何の目的もなく、ただただイキたいがためにギターを弾き続けるのであった。
肉体的にイクよりも、ギターでイクほうが、イちゃった感が強い僕なのであった。
10月26日(水)
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