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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■とりあえず衆院選についてのコメント
現実問題として、僕が仕事するうえでは、東京、しかも港区だけで、仕事の8割くらいは完結している。
残りの2割は、千代田区と中央区である。
この都心3区をうろうろしているだけで僕の仕事のほとんどは完結している。
話がズレた。
僕が今回の選挙で注目していたのは、小選挙区における従来型の自民党の地元への利益誘導と国政に対し、有権者がどのように反応するか、であった。
比例代表区は純粋に政策論争なので、気にならない。
でも、地方選挙区の有権者は悩んだ事だろう。
中央から地元への利益をどのように引っ張って来れるか?という直接的な問題と、国単位でどのような方向性に向かっていくのか?
国家政策なのか、地元へ利益還元なのか?
かつての政治家の地元への利益誘導と言っても、誘導してもらいたい事業は既にない。
充分満たされている。
都会で集めた税金を地方に振り分ける、といっても、地方としては、インフラ面では何も欲してはいない。
余計な赤字施設をガンガン作られても、じゃまなだけ。
とりあえず、国から予算が下りてきたので、何か作らんといかん。
予算は使い切らないといけないので、とりあえず温泉でも掘るか。
都会で税金を掻き集め、地方にばら撒く、地方のために予算をぶんどってくる議員にもはや価値はない。
今回の選挙で僕が個人的に注目していたのは、比例区ではく、小選挙区。
小選挙区で地元に利益を誘導する、といった側面と、国政をどうするか、のバランスである。
地元密着の議員には、過去のしがらみもあって、投票したい。
でも、もう望むことは何もないんだよな・・・。
国政選挙か、地元への利益優先か?
でも、地元への利益誘導といっても、田舎にとっては箱モノではなく、職の確保のほうがずっと重要だ。
僕が実家に帰ったとしても、僕に適切な仕事は存在しない。
地方にとっては、民間企業の誘致、職の確保に興味は移っている。
今回の選挙は、小選挙区で立候補した議員にとっては、難問だっただろう。
地元への貢献を訴えるべきか、国家に対する政策を訴えるべきか?
今回の衆院戦で僕が注目していたのは、郵政民営化の是非に加えて、小選挙区の立候補者が地元への利益誘導を訴えるか、国政を争点とするか、であった。
そして、国民は、地元への利益誘導は、もうお腹一杯だったのだと思う。
地方によって温度差は異なるのだろうとは思う。
地方は、国家による庇護ではなく、「自立」を望んでいるのだと思う。
小泉さんによる地元に何のゆかりもない、どこの馬の骨かもしれない刺客が地方に送り込まれた。
何のゆかりもない地方の小選挙区に対して送り込まれた候補者(刺客)は大変だったと思う。
地元への利益誘導か、国政か?
僕は、今回は、自民党に投票せざるを得ないと思った。
民主党の本音は、郵政民営化には賛成であったと思う。
本音では賛成なのに反対の立場を取った。
民営化のやりかたに問題がある、ときちんと国民に伝えるべきであったと思う。
国民は民主党は郵政民営化に反対なのだ、と受け取ったし、民主党は反対であるとのメッセージを発信しつづけた。
本当は、自民党と民主党の主張にそれほど大きな乖離はない、と思う。
ただ、議論が尽くされていない、という主張と郵政の労働組合がバックにいたせいで身動きがとれなかっただけである。
民主党の惨敗は、メッセージの伝え方の失敗と、本来は郵政民営化に賛成なのに、反小泉、政権交代にこだわり過ぎたことにあると思う。
僕は、自民党も民主党も根本の部分においては、本当の主張は変わらなかった、と思う。
でも、寄せ集め集団である民主党は、最後までメッセージがブレ続けた。
小泉自民党は、郵政民営化だけが議題であるはずもないのに、メッセージを的確にわかりやすく国民に伝え、完勝した。
それはそれで問題だけど。
僕は、小泉自民党を完全に支持しているわけではない。
でも、今回は、小泉劇場に乗せられよう、と思った。
これはファシズムなのか?といえば、ナチスだって、国民の支持を得て成立した。
そこまで、ひどくはないけれど。
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09月12日(月)
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