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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■またギターを買ってもうた・・・。
1968と1959の弾きごこちはほぼ同じになった。

これで自宅のギターは14本。
並べてみると壮観、というかそろそろアホの領域に差し掛かっている。
僕には収集癖はないのだけれど、他人から見ればどうみてもコレクターだ。

どうしてギターは増えるのだろう?
ガキの頃、憧れてはいたものの高くてとても買えなかったギターを、今の僕はいくらでも買う事ができる。
値札を気にせずに気に入ったギターを買える。
値札を気にしないで気に入ったものを買うので、価格帯はバラバラである。
安くていいものもあるし、高くていいものもある。

ローンで買ったコピーモデルを一日2時間練習していた中学生時代。
エフェクターを買えずに自作していた高校生時代。
楽器のローンが月額13万円に達してしまい、バイトしまくっていた大学生時代。
その頃と比較して、ギターに対する思いが変わったのか、というと大きく変わっていないように思う。
僕の音楽や楽器に対する思いは基本的に変わっていない。
でも、価格に関係なく気に入ったギターを手に入れられるようになった、という事は変化だ。
買った値段はバラバラだけど、それぞれのギターのお気に入り度合いは変わらない。
高い楽器が欲しい、のではなく、気に入った楽器が欲しい、なのである。

僕がデジタルガジェットを買いまくるのは、仕事として必要があるからだ。
趣味性が全くない、とは言い切れないけれど、仕事を意識している。
僕が買いまくるデジタルガジェットのほとんどは、ビジネス用である。

それに対して、楽器は完全に趣味。
今更、バンドをやるつもりもないし、ライブをやる予定もない。
あくまでも自己完結。
ただ一人でギターを弾く。
誰かに聴かせよう、という思いすらない。
僕のギターに対する思いは純粋だ。
ただただ趣味だけのためにギターを弾きつづける。
バンドメンバーはPC。
ACIDで編集されたデータがバンドメンバー。
ひとりで自分のためだけにギターを弾く。
引きこもりギタリスト。

僕を知る人々のほとんどは僕がギターを弾いている姿を見たことがないだろう。
僕が学生時代にリリースしているレコードは、すべてコンピュータによって作られているので、僕のギタープレイは録音されていない。
僕がひたすらギターを弾き続けている姿を、音を聴いたことのある他者はほとんどいない。

それでも僕の楽器は増えていくし、僕はギターを弾きつづける。

07月09日(土)
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