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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■メッシュネットワークとしての脳と専用線構造の身体の乖離
だけど、「神」はネットワークによる外部記憶、他者との意識の結合、並列化は想定外だったのではないか、と思う。

僕らは既に「神」の想定を超えている。
「神」は僕らの異常進化を「想定の範囲内」と言えるのだろうか?
それとも僕ら人類は、淘汰されるべき異常種なのだろうか?

ネットワークと融合した僕らの脳は、いずれ環境とも融合する。
個としての脳と身体は乖離を続け、脳は集合体として並列化されていく。
僕らはユビキタス環境、センサーネットワークの部分存在となる。
そのとき、人間の定義は何なのだろう?
僕らは個としての意識を保ちつづける事ができるのだろうか?
どこからどこまでが僕であり、どこから先が他者なのか?
どこまでが僕の記憶で、どこからが他者の記憶、外部記憶なのか?
ヒトがヒトであり続けることは、可能なのだろうか?
置き去りにされた旧式の身体は、どこまで耐性があるのだろう?

これまでこのような自己と他者、外部環境との境界が曖昧になることは、精神疾患とされてきた。
でも、今はそれが日常となりつつある。

脳と身体はネットワークとしての構造が異なる。
構造上の乖離による問題は、広がりつづけるだろう。
精神疾患とされてきた状態が日常化している。
これはただの仮説なのだろうか?妄想なのだろうか?

05月27日(金)
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