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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■マズローの第6の欲求階層
ある程度、自己実現がなされてしまうと、次に向かうのは「自己超越への欲求」であり、「コミュニティ(共同体)発展欲求」だ。
でも、それは神秘主義、共産主義的な見方をされやすい。
僕がどうして「自己超越への欲求」や「コミュニティ(共同体)発展欲求」を希求するのか、というと、自分の脳がネットに接続された外部記憶や他者と連携する比重が高まっているからだ。
僕の脳は、ネットにより、自己を超越し、外部記憶や他者とつながっている。
自分の脳が外部や他者に依存している以上、自己を上位階層へとレベルアップさせるためには、閉じた自己だけではなく、外部であるコミュニティーごと上位階層へと移行させることが必要となる。
僕自身は、既にスタンドアローンでは存在し得ず、外部とのインタラクションによっって成立している。
外部のレベルが上がらなくては、ネットに依存する僕のレベルは上がらない。
閉じた存在である僕が単独でいくら努力しようと僕は進化しない。
僕はネット接続された外部環境と不可分なのだ。
結果的に、「自己超越への欲求」は「コミュニティ(共同体)発展欲求」へとつながっていく。
僕を欲求階層の上位層へと駆り立てるエネルギーは「好奇心」だ。
僕にとっての唯一といっても過言でもないエネルギーの源。
僕は、ただひたすらに「好奇心」を満たしたい。
知りたい、経験値を上げたい。
それらは全て情報だ。
だが、僕は知識や経験を得ることによって自己実現を図ろうとしているわけではない。
マズローの5段階の欲求階層は既にある程度満たされているので、下位層の欲求にフィードバックしようとは思わない。
「好奇心」が満たされればそれでいい。
「好奇心」を希求する、というのはピュアな欲求だと思う。
ほとんどAIだ。
歴史が進むにつれて物質的、社会的に安定を迎えたホモサピエンスは、5段階の欲求階層が満たされ、次の階層へと向かうだろう。
ホモサピエンスの進化形態の最後に残る欲求は、「好奇心」だけのような気もする。
その時代は、もうすぐそこにあるようにも思う。
04月13日(水)
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