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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■びっくり区議会三連発
昨日の区議会第一回定例会二日目は、びっくりすることだらけだった。
びっくりその1:
清水教育長が奈須議員に「クレージーだ」と言った件を私が質問した答弁で、突然、教育長が答弁席から「あなたは、その席に誰がいたのか知っているのか?証拠を持っているのか?」と激昂して反問してきたのだ。
大田区議会では、議員の質問への理事者(お役人)の「反問権」は慣例的に認めていない。長い間お役人をやられていた氏なら知らないはずはない。さらに「あなたは、何年何月の議会で市民活動家のYさんが経営する店に‥」と、まったく関係ないことを続けた。これは、教育委員会のある幹部(断っておくが、教育長ではない!)が、現政権に批判的なYさんが経営する飲食店に行くな、と部下に話したことを私が質問したことをさす。
この件は、教育委員会定例会でも話題になり、桜井教育委員(弁護士)が「事実無根であれば、教育委員会から議長に抗議すべきだ」と発言されている。その後、議事録でこの発言を知ったYさんが「発言の事実」を知らせる書面を桜井委員に送付した。勿論、「行くな」と言った元教育委員会幹部も昨日議場にいた。
これに驚いた私は、すぐさま「動議!!!」とやったのだ。私の質問に答えず、議事と関係ないことを話すことを止めさせるためだ。ところが、副議長(公明党)は、賛成の有無を調べずに「ただいまの動議には所定の賛成者がいないので動議は成立しません」と、動議を認めない。これに憤慨した私はまたまた「動議!」
それにもめげず、副議長は、次の質問者を登壇させた。これは許せない行為である。次なる手を考えに、自席を後に議会図書室に向かった。そして、その後を民主党の幹事長が追ってくる。「動議出すの?こちらで調整するから出さない訳にはいかない?」と。
冗談じゃない、事前に通告している質問に対し、いきなりケンカをふっかけてくるような議会の秩序を無視する行為は、徹底抗戦である。その後、議長から提示された条件には、渋々ながら納得し引き続いての動議は出さなかった。
午後の開会直後、議長が以下のように語った。
議長:さきほどの犬伏委員の質問に対し、反問と思われる不適切な発言がありましたので、議長より教育長に注意いたしました。なお、教育長より発言の申し出がありますので、これを許します。
教育長:さきほどの私の発言が反問と受け取られたのであれば謝罪します。なお、質問については記憶にありません。
そこで私が野次る。(もう質問できないので)「奈須さん!私は言われた記憶があります、と言ってよ」と。いやはや‥こんなくだらないことを議場で発言するのは、教育行政の中枢の方々の「言葉」に注意を喚起する意味なのだ。くれぐれもお気をつけあそばせ。壁になんとか、ですぞ!
びっくりその2:
共産党から、出産祝金条例と高齢者入院見舞金条例が議員提案で提出された。すると、自民党の鈴木隆之議員が「動議」ときた。二本の条例案を一括して審議しようとの動議である。これは、委員会の審査を省いて、この場で否決するための第一段とよんで、私は反対したが、自民、公明、民主の賛成で「一括審議」となり、次は、同じく自民党の押見議員から予想通り「委員会審査を省略して採決」との動議が出て休憩。議員が議案出してきたら「省略」しないで「議論」しろよ。
通常は、対共産党への動議は公明党が出すことが多いが、今回は自民党からだ。それも、粛々と議事日程どおりにすすめれば、午後6時半には終わるものを、なぜ動議を出してまで????
ここからは私の想像である。午後7時から永井敬臣前議長(自民党除名)の励ます会兼区長選出馬発表会が開かれることになっていたのだ。32年間議員をやり、議長を3期も経験した永井議員は親分肌で知られ、自民、公明、民主と「世話になった議員」は数知れない。当然、彼らはこの会合に、本来なら顔を出さねば浮世の義理がたたない。
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02月26日(土)
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