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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■ムラ社会のジェラシー?それともパワーポリテイック?
 行政改革やら、お役人の意識改革やら訴えるべき各議会が、以外と古い体質なのは、先日の国会職員の高額給与を例に出すまでもないだろう。

 我が大田区議会でも、平成11年に私が当選したころから毎回のように議論の遡上に上がっていたのが「一人会派は優遇されている」という問題だ。当然、そう発言する議員は交渉会派(議員3人以上)でも大きな会派に所属する人々である。その意見を要約すると大体、以下のようなものだ。

@そもそも、会派で議会を構成しているのだから、一人は「会派」ではない。
A会派でないのに、政務調査費を支給されているのはけしからん。
B毎回質問時間が与えられて、議会だよりに名前が載るのは不平等である。

 @Aについては、地方裁判所レベルではあるが、「合法に会派である」という判決が出ているので、この論拠は成り立たない。

 Bについては、どうも許し難いと思う議員がいるらしい。現在、各定例会の質問は、代表質問20分(交渉会派のみ)に、所属議員数一人あたり8分を乗じた時間がその会派の質問時間総数になる。その時間の中であれば、何人質問しても、それは会派の判断である。そころが、自民党や公明党など大会派になると、人数が多い分、自分の出番は何回かに1回しかない。

 当然、20万部発行される区議会便りに、質問者として名前が出ない。ところが、一人会派は、代表質問は出来ないが、一般質問は毎回10分間できることになっており、毎回、議会便りに名前がでる。これが不平等だ、というのだ。

 まあ、議員活動が選挙対策の一面である、と捉えればそうかもしれないが、だとしたら、議会便りには議員個人名は伏せて質問した「会派名」を書けばいいのではないだろうか。

 結局、議会運営委員会(通称:議運)において、多数決により下記のように決定されてしまった。(賛成:自民党3名、公明党3名 反対:民自未1名、ネット1名、共産党2名)

一人会派の質問時間は、現行の毎回10分、年40分以内を改め、年2回以内、合計40分以内とする。

 これで、毎回、議会便りに名前が出るという「不平等」は是正された、というのだが、はたしてそうだろうか。

 なお、一人会派3名は、上述の議運には参加できない。民主主義は「パワーポリテイック」は正論であるが、なんとも釈然しない決定である。
02月24日(木)
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