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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■拝啓 民主党小沢代表 (産経新聞社 正論10月号より)NO2
 まだ、あなたが自由党党首だった時のことです。あなたの秘書さんを経由して、岩手の支援者からの大田区の問題の陳情をお受けしたことがあります。なんとか解決の糸口が見えてきたころ、あなたと党内ですれ違いました。と、その時の言葉、私は今でも忘れません。「お世話になっているようで申し訳ないね」あなたは、このような、仔細なことにまで気配りをして下さる方であり、評価はすべて虚像ということを私はよく知っています。

 だからこそ、小沢さん。今一度、真の小沢一郎に戻っていただきたいのです。今あなたのまわりにいる多くの人々は、あなたのわが国に対する理念や政策に共鳴して集まっている訳ではないでしょう。あなたのトップ営業マンとしての能力に、自分たちの就職(当選).をかけているに違いありません。
小沢さん、私は今でも、心のどこかであなたを忘れずにいるのかもしれません。もう一度あの輝いていたあなたに戻っていただきたいのです。今のあなたは、大勝利のためか誇らしげではありますが、なぜか疲労困憊しているようにも見えるのです。人間、自分に正直でないと顔にでるものです。
 
 あなたはよく『両親から弁解やいい訳はするなといわれて育った。他人を傷つけるな。我慢せよと躾けられた』とおっしゃっていましたね。今の我慢は、決してあなたらしくはありません。我慢すべきは、そして、耐えるべきは、新進党分党だったし、自自公連立離脱の時だったはずです。いまの枠組みで耐えられたのなら、以前のほうがまだマシだと、多くの旧自由党支持者は思っています。
 
 働かない公務員の代弁者、自治労出身の候補者が参議院選比例でトップ当選し、日教組出身の議員が6人もいる今の民主党に、はたして公務員改革が言い出せるのでしょうか。教育改革が出来るのでしょうか。はなはだ疑問です。
 
 小沢さん、私は今でも、あなたが出て行ってしまった家(自由党)の看板を守っています。あなたのよき相談相手の平野貞夫(前参議院議員)氏が民主党との合流を決める常任幹事会で「得るは捨つるにあり(捨我得全)」と、あなたの心境を合流を渋る常任幹事に説明し合流支持を促したと聞いています。
 
 これは、社団法人倫理研究所創始者の丸山敏雄先生の言葉です。『一切をなげうって捨ててしまう。地位も、名誉も、財産も、生命も、この時どういう結果が生まれるであろうか。まことに思いもよらぬ好結果が、突如としてあらわれる』と。
小沢さん、神は必要な時に必要な人を与える、という言葉があります。今あえて「政権奪取」のために、国家意識を捨てる決断をしないようお願いします。本当に民主党が政権を担当できる「マトモな政党」になるためには、今こそ、大久保利通のような「有司専制」、あなたの強力なリーダーシップが必要なのです。
 
 長々と戯言を書いてしましました。今更何を言っているんだと思われるかもしれませんが、私は今日も、妻に「もう、その旗はいいでしょう」と反対されながらも、「自由党」の幟をかかげて「日本一新」の日を夢見ています。どうか、お身体をお大事に、国家のためにご活躍ください。                               
                               敬具

(本文は、産経新聞社 月刊正論10月号に掲載されたものを、同社編集部の許可を得て、HPに転載するものである)

11月09日(金)
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