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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■平成28年大田区会計予算に渋々賛成の討論
その他にも区民、区内商工業者にはなんらメリットのない観光予算が羅列されています。
大田区観光協会運営補助金53,522,000円、観光案内サインなど来訪者受け入れ環境整備に23,997,000円、観光サイト運営やパンフレット作成に43,021000円、国際都市シンポジウムや国際交流協会開設準備等国際都市事業に19,996,000円と、ざっとこんなものであります。区民の生活、営業に直接メリットのない観光施策には、じゃんじゃん予算をつけながら、区民の電話での問い合わせにひとつの電話番号で対応できるコールセンター開設の新規事業は、79,789,000円の担当事業課からの予算要望に対し、部長査定、区長査定いずれも、なんとゼロ円査定となってしまいました。
私は、どこぞの会派がいつも要求している「保育園を作れ〜!特別養護老人ホーム作れ!」との声には必ずしも賛意を示せないのですが、いくらなんでも観光資源に乏しい大田区がこれほど観光施策に税金を投入するのなら、子育て支援や高齢者福祉など区民生活に直接寄与できる施策にまわすべきだと感じています。
相模原市児童相談所に「SOS」を発信していた中学生が自殺をした痛ましいニュースが流れました。児童相談所長は「学校に見守りをお願いした」「適切な対応だった」と記者会見で語り、学校長は「児童相談所に通報したので、児相が対応していると思った」と、それぞれ自己保身に走っている姿は哀れで哀しいものでありました。私は、子供の味方のふりをして実は自己保身だらけのお役人組織は、教育委員会であり、児童相談所である、と発信し続けています。
さきの予算特別委員会の大田区教育委員会指導課長の私に対する答弁などを聞いても「無責任、議会軽視、自己保身」そのものと断じなければなりません。いま、この瞬間にも大田区立学校の児童、生徒のなかにイジメに悩み、自宅における虐待に心身ともにつかれきっている子ども達がいます。以前、虐待により児相に保護された中学生から直接話しを聞きましたが「保護」とは名前だけで、まるで少年院のように自由を奪われた場所だったと嘆いていました。
児童生徒の学習環境を整えることは公教育として極めて重要でありますが、それ以上に、子ども達の命を守ることが重要です。政府は今国会に、特別区が児童相談所を設置できるようにする児童福祉法改正案を提出する予定です。大田区としては、品川にある東京都の児童相談所の暗いイメージを払拭する、本当に子供の駆け込み寺になれる施設を作り、志高い職員を配置し、区立学校、保護者と連携した体制を構築するよう強く、強く要望しておきます。
次に、教育総務費のなかにある外国人学校保護者補助9,240,000円、外国人学校振興事業1,000,000円であります。学校振興事業は全額、保護者補助はそのほとんどが、大田区千鳥町にある朝鮮学校への補助金であります。北朝鮮は、国際社会の非難にもかかわらず、核実験を強行し、ミサイルの発射を何度も行っております。また、政権中枢の腹心の部下を銃殺するなど、到底民主的国家とは呼べない独裁恐怖政治体制を敷いております。我が国国内にある朝鮮学校は、北朝鮮本国の強い指導下にある朝鮮総連の監督下にあることは公安当局の認めるところであります。そして、金ファミリー称賛、反日教育が行われております。昨今の北朝鮮の国際社会に対する異常な対応を鑑みるとき、そのような学校や保護者に対して、区民の血税から補助金を支出することは理解できないのであります。この議場にいらっしゃる39名の日朝友好促進議員連盟加盟の良識ある区議諸君におかれましても、いまの北朝鮮と友好関係を促進しようと考えているとは思えないのであります。政府・文科省から、補助金支給中止の要請が届く前に、大田区独自の判断で本補助金の支給を保留すべきであります。
将来、北朝鮮に民主的政権が樹立され、人々に自由と食糧が保障され拉致被害者が全員帰国し、日本と友好的な信頼関係が保たれたときには、朝鮮学校にもっと補助金を支給しようではありませんか。
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03月25日(金)
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