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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■安保法制反対の意見書二件に、反対討論@区議会
あなたたちの言い分は、蒲田の街が安全なのは、刑法と警察官職務執行法があるからだ、蒲田の街に火災が少ないのは消防法があるからだ、と言っているに等しいのであります。
蒲田の街が安全なのは、警視庁蒲田警察署の警察官が日夜パトロールをして下さっているからであり、蒲田の街に火災が少ないのは、東京消防庁蒲田消防署の消防官の皆さんや蒲田消防団第六分団員である民主党山崎勝広議員が火災予防に努めてくださっているからなのです。同様に、日本が平和だったのは、日米安全保障条約を基軸に、陸海空24万人の自衛官が365日24時間我が国の領空、領海、領土を守っているからであります。
意見書(案)には、「民主主義上許されない」、「国会の多数議席を頼みに国民 の意思を無視した法案成立は…」等の勇ましい言葉がならびます。民主主義は、最後は多数決であります。先の総選挙において、日本共産党が躍進したものの、自民党が圧勝したことは、是とは思いませんが、まさに国民の意思の表れでありましょう。したがって、意見書の趣旨にも全く賛同できないのであります。
私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法 及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。
すべての自衛官が任官の際に行う宣誓文であります。自衛官は命をかけて国民の負託に応えるのです。親ばかでありますが、私の長男は現役の陸上自衛官であります。ハイチ大地震一次隊、ジプチ海賊退治、南スーダンPKO先遣隊など、海外派遣を経験してまいりました。彼の現地での写真を見ると、諸外国の軍人と自衛官が共同で作業をしている姿が映っておりました。
他国の軍人は自衛官を守ってくれますが、自衛官は他国の軍人を守れない、こんなおかしな法制度の中、自衛官は海外で日本の名誉と国際貢献のため任務を遂行しているのです。
南スーダンでは宿営地の外で、年中射撃音がしていたそうです。自衛官も一人あたり180発の実弾を携行していきましたが、「撃ってはいけない」と厳命されていたそうであります。
今回の安全保障法制の議論のなかで、自衛隊の行動基準を現行のポジテイブリスト方式、つまり「これとこれはやっていい」という規定から、ネガテイブリスト方式、「これとこれはやってはいけないが、それ以外は現場で臨機応変に」という、国際基準に変更することが望まれるのです。
昨日、長男からメールがまいりました。
私たち現場の自衛官は最高指揮官が決めたこと事は、どんなことでも遂行するよ。そのために宣誓して入隊してるからね。
日本共産党の機関紙「赤旗」には、退職自衛官の「安保法制反対」の声を掲載されていますが、この長男のメールの決意が、ほとんどの自衛官の気概であります。
多くの区民、国民の皆様が「戦争法案」という間違った宣伝に惑わされることなく、戦後70周年の節目の年に、日本をまともな国にしよう、という安倍総理の決意に賛同されるよう、強く願い議員提出第8号、第9号に対する反対討論といたします。
06月23日(火)
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