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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■平成22年第3回定例会一般事務に関する質問
このお二人の、豪華海外旅行について、その必要性、具体的成果をお示しください。あわせて、松原区長と伊東産業経済部長が昨年6月にバンコックに旅行した意義、成果を、また、本年4月かに、同じく松原区長が茂呂秘書課長とともに北京、シンガポール、ソウルを旅行した成果と意義を教えてください。
次に、私自身が長い間旅行業を営んでいた経験から、異常に高額なこれら旅行費用につき、その根拠をうかがいます。森、玉川両氏が昨年11月に行ったロンドン、パリ旅行では104万余りが支出されています。旅行を手配した、株式会社JALセールスの見積書によれば、航空運賃とホテル代で637,880円、ロンドンでミニバンを9時から8時間かりた費用が何と185,000円、同じくパリでは、4時間のミニバン借用代金が175,000円だというのです。この費用に通訳や豪華食事代をもぐりこませたとしても、あまりにも高額です。ロンドン、パリがいかに物価が高く、経営難のJAL子会社が、多額の利益をのせたとしても、業界からみれば笑い話のような金額です。
JALセールスの担当課長に電話をして確認しましたところ、流石は「御用達」の企業です。「個別の案件にはお答えできかねます」ときました。どうも、大田区とJALセールスの間での、見積もりでは、航空運賃も割高ですが、現地の送迎費用で大きく差額を作っているように感じるのです。
本年4月の区長と茂呂課長のシンガポール、中国、韓国旅行では1,547,185円が使われましたが、ここでもJALセールスの見積もりによれば、運賃、宿泊費が788,600円、北京でのセダンが二日間8時間で87,000円、シンンガポールではなんと、3日間のセダン、つまり乗用車の使用料約12時間分で362,500円だというのです。さらには、韓国ソウルでの乗用車使用料は、3日間16時間で206,000円。日本からの運賃やホテル代が総額788,600円なのに、「お車代」が、なんと、なんと655,500円も使ったことになっているのです。
このような、非常識な見積書を作成するJALセールスも問題ですが、「民間出身」を標榜する区長が、このような民間では考えられない非常識な支出を認めてはいけません。さすがに、問題だと思ったのか、それとも、私の公文書開示請求が旅行中だったからか、今年8月の森、玉川両氏のニューヨーク、シカゴ旅行では、JALセールスの見積書に高額なセダン使用料はなく、ただ、旅行代金1,018,500円とだけあります。
日程表によれば、ニューヨークに2泊、ニューヨークからアトランタ乗り継ぎのシカゴ。シカゴで2泊。成田に帰るというものです。食事は一切含まれず、ホテルは日本人がよく使うシェラトン等普通のホテルであります。空港からホテルは、ご自身で、とありますから送迎もない、通訳もつけない。なぜ、業界で「FITエア&ホテル」といわれている、最も安いこのタイプの旅行で、一人50万9千250円もかかるのでしょうか。ありえない金額です。まるで狐につままれたようです。それとも、JAL子会社救済の公費助成なのでしょうか。
不思議なことに、昨年6月にJTB首都圏蒲田支店が手配した、松原区長と伊東産業経済部長のタイ旅行は、送迎費用はJALセールスに比べ極端に低いもので、反面、区長の航空運賃には胡散臭さが残ります。松原区長はタイまでビジネスクラスで469,500円、同行した伊東部長は、なんとエコノミーで53,000円。他の海外旅行では書類上、区長と幹部職員はいずれもエコノミークラスだったのに、この旅行はなぜ、区長は部長の9倍もの運賃をかけたのでしょうか。
この4日間の現地での送迎運賃は、航空運賃とは違って19,000円という極めてまともな金額でした。JTBは旅行会社なので航空運賃で、JALセールスは流石に航空会社、運賃では厳しいので、現地送迎費用で、現地での夕食代や様々な経費を浮かした、と想像をせざるを得ません。
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09月17日(金)
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