ID:98044
いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
[1480584hit]
■大田区の契約案件に反対!@第二回定例会
平成19年度、平成20年度の議決を必要とする1億5千万円を超える新規契約議案は17件でした。この17件中落札率98%を超えたものは13件、残り4件のうち1件は94.91%、1件は97.93%といずれも予定価格に近い契約案件でした。ところが、なぜか、経理管財課長は「私の記憶では少ない」と断言されています。
確かに、これらの議案のうち6件は不落随意契約、つまり、3回入札を行っても予定価格にならないために、最低額をいれた業者と随意契約を行うというものです。うがった見方をすれば、不落随意契約を装った、官業の談合構造と映らないこともないのです。でなければ、なぜ、野田副区長は、必死に区長の答弁を止めるのでしょうか。
なぜ経理管財課長は、これほど多くの99%案件があるのに「少ない」と言えるのでしょうか。さる5日にも質疑を行いましたが、新たな政権になっても、変わらず、入札改革をすべし、と訴えていたある入札担当の課長がおりました。ところが彼は、突如、外郭団体である財団法人大田区産業振興協会の閑職へ異動されてしまいました。なぜか、との私の問いに副区長は「通常の人事である」と答えられました。
副区長以下理事者のみなさん、一体何を隠し、何を護ろうとしているのでしょうか。
どうか、心ある区議会議員の皆さん、将来に禍根を残さないためにも、このような疑惑の契約議案には勇気を持って反対をしようではありませんか。自民党各会派、公明党の所謂区長与党の皆さん、真の地方分権はいくら与党であっても、ダメなものにはダメと言う議会が必要です。そして、ひょっとしたら政権を取ってしまうかもしれない民主党の皆さん、どうか、責任ある立場を見据えて、地方議会でも責任ある態度を示してください。真の野党を標榜される日本共産党のみなさんも最近は迫力に欠けています。どうか、区議会の良識を発揮するチャンスであり、区民から信託された権能を使うべき時です。
再度、お訴えします。すでに議会運営委員会で、それぞれの会派ごとの態度を表明されてしまったと思われます。しかし、議会はシナリオではありません。どうか、今一度それぞれが、自らの良識に問いかけ、反対の意思をご表明してください。犬伏が伏してお願い申し上げ反対討論といたします。
06月16日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る