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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■議員の親族企業が50億円落札!はんた〜い!
昨日の本会議で、議長まで経験した区議会議員のご子息の会社に体育館建築工事を受注させる、という契約議案に反対の討論を行った。結果、各議員の賛否は以下のとおりである。
賛成:自民党大田区議団(議長と高瀬議員を除く6名)、大田区議会自民党(河津議員、安藤議員を除く7名)、公明党、日本共産党、民主党(森議員、黒川議員を除く4名)、緑の党
反対:犬伏、奈須(生活者ネットワ−ク)、西村(区民の会)
退席:近藤(自民党大田区議会)、高瀬(自民党大田区議団)、安藤(大田区議会自民党)、黒川(民主党)、森(民主党)
除斥:河津(大田区議会自民党)
なんじゃい!共産党??????
改革110番の犬伏秀一でございます。
只今上程されました第73号議案仮称大田区総合体育館改築建築工事請負契約について反対の立場から討論いたします。
本件は、工事案件が発表されて以来、様々な憶測や情報が真偽不明のまま区役所庁舎内や業界内をとびまわっておりました。特に、気になっていたのは50億円を超える大型案件なのに、所謂ス−パ−ゼネコンと言われた業者は、営業活動すら行わなかったことです。彼らにインタビュ-して理由を問うたところ「金も人も出さず、口と手だけ出す大田方式で出資比率45%は魅力がない」とのことでした。さらに、別のゼネコン担当者に聞くと「ゼネンコンは最近コンプライアンス、法令順守が厳しく、危ない橋は渡らない。適正な競争には参加したいが、地元から当社は断られた」と、残念がっておりました。
また、当初から株式会社河津建設が3位に入った共同企業体が落とすだろう、という憶測も飛び、入札前には「大田区予定価格の85%程度のロアリミット、最低制限価格近くで、フジタ・幸・河津・甲田・共同企業体が落とす」との怪情報が入り、その旨、私のブログに入札前日に記載させていただきました。
議員の皆さんご存知のように、この株式会社河津建設は、区政へのご功績深い、河津章夫議員が創業、現在はご子息、河津修平氏が代表取締役社長を勤めていらっしゃる企業です。この会社は、平成14年には臨海斎場の建築工事を落札いたしました。平成14年5月7日この臨海斎場の工事請負契約を審査する、臨海部広域斎場組合議会が当区議会第二委員会室で開催され、関係5区の議長さんが議員として契約議案の審査にあたられており、私は一人で傍聴しておりました。その議会での議事録の一部を読ませていただきます。
新田勝己議員:まさか落札するとは思わなかったので強く言わなかったが、この斎場議会の構成員であり、議決しなければいけないところの議長さんが関連する会社が、落札したことをどのように区民の皆さんに報告できるのか。また、どのように議決したらよいのか。ということに大変困っております。何か道義的なことも感じられないのかという気がしてなりません。
この中でいんさイダ−ぎみに情報が漏れているような状況では、どうでしょうか。例え企業責任者でなくとも、この議会の議長さんでもある訳ですから、排除ではなくご遠慮いただくようなことが出来なかったのかと思います。
いくら開かれたものとはいえ、先に有利になる情報を知っていたのではないか。また談合があったのではないか、ということになる。だから新聞社も来たわけです。
談合情報が入ってきた時点からもう少し自助努力で、ご遠慮いただくことができなかったのかと思います。この議案を議決する責任は、我々にあるのですが、どのように説明して良いのかわからない状況になってしまう。
宮沢信男議員:新田議員のおっしゃったとおりです。これはすべて決まってしまってから意見しても仕方ないことだと思いました。ですから自身自らのご判断の上、辞退していただくことが適切であったように思います。
このように、当時の河津章夫大田区議長以外の各区の議長は、「絶対にダメだ。」「河津議長今回の契約は遠慮しくれ」と、声だかに辞退を訴えておられ、極めて、まともな感覚であったと思い出しているところであります。ところが、紛糾した議会を副議長が一時休憩とし、15分の休憩後、あっさりと、可決されてしまったのには大変びっくりいたしました。
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06月17日(水)
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