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雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
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■「プロテクトマキナ」のこと
 9時半頃起床。頭痛が残っていたので、朝食をとって昼過ぎまで寝る。

 起きたら頭痛が消えていたので、カメラを持って2時間ほど外出。近所に白鷺の営巣地があるので、そこで白鷺の写真を撮ってきた。白鷺は動かないので撮るのが楽である。アマサギのような白くないのもいた。
 あと、カメラの手入れ用品とか保護用品も以前から気になっていたので買ってきた。こうしてカメラに対する出費が増えていくのだなと思いながら。

 では、「プロテクトマキナ」(ハルカナゲーム)の感想を。
 コンピュータウイルスが猛威を振るう世界において、主人公がAI少女と共にウイルスと戦うRTS。
 操作はマウスで行う。プレイヤーはAIの強化をリアルタイムで行い、AIはその能力でウイルスを倒していく。
 ゲームの進行は面単位で、AIの前に現れるウイルスを倒しながら前に進み、時間が無くなる前に面の最後まで到達すればクリアとなる。時間は経過する以外にウイルスの攻撃を受けたり、ウイルスを通過させることで減少し、無くなった時点でゲームオーバー。10面ごとにボスも登場する。
 AIの強化はチップを装備することで行う。チップには攻撃、防御、索敵、サブの4種類があり、それぞれに性能の異なるチップが用意されている。チップは敵をウイルスを倒すと得られるエナジーと引き換えに店で購入し、同じくエナジーを消費してチップのレベルを上げて性能を引き上げていく。また、同じチップでもランクがあり、ランクが高い方が性能が良く、レベルも高くまで上げられる。ウイルスは面が進むごとに強化され、また種類も増えるので、それに応じたAIの強化が必要となる。
 また、ウイルスを倒すとエナジーと共に経験値が得られ、経験値のゲージが一杯になるとAI自身のレベルが上がる。このときアビリティポイントが付与され、それを消費してAIの基礎能力を上昇させるアビリティを開放することができる。チップはゲームオーバーになると全て消滅するが、アビリティは次のプレイにも持ち越される。なので、攻略は周回を重ねてアビリティを開放し、基礎能力を上昇させることが前提となる。
 その他、敵を一定数倒すなどのミッションを達成することで、経験値等が得られるミッションという要素もある。

 まず目を惹かれたのがゲーム画面。ゲームの題材自体はネットワーク内でのウイルスとの攻防なのだが、画面内では水着を着た少女がお魚と共に(ネットの)海の中を涼しげに泳いでいくという、無機質な題材とは程遠い洒落た映像が流れていく。さらに、ゲーム中に流れる歌がAIの容姿に似つかわしい少女らしく甘いポップな歌声と歌詞で、画面を眺めているだけでとてもゆったりとした雰囲気が心地よい空間に気持ちを委ねることができる。この感覚は、ゲームをプレイしているというよりむしろ仮想空間の環境映像を観ているという感覚の方が近いように思えた。さらに、ゲーム中に流れる歌はミッションを達成していくことで3曲まで選べるようになるのだが、どれも抜群の可愛らしさを誇る名曲揃い。これらの歌を聴くだけでもこのゲームをプレイした甲斐があったと思わせるほどであった。

 一方、ゲーム内容の方は周回プレイを前提とした難易度調整で、徐々に基礎能力を上げながらチップの使い方を探り、効率的な強化を導き出していくという、割と地道な努力が必要なもの。とはいえ、RTSではあるが面単位の進行に合わせた調整にもなっており、面の最初に強化を済ませておけば、あとは画面を眺めてゆったりとした雰囲気を楽しむことができるようになっている。さらに、AIを強化していけば攻撃の演出効果も派手になっていき、視覚的な面白さも増えていく。思えば、RTSというのは操作するよりも画面を眺めている時間の方が多いわけで、そこに環境映像要素を取り込んだことの意義は革新的とも思えるほど大きいという印象を受けた。

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04月28日(日)
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