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雪さんすきすき日記
by 氷室 万寿
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■ゲームのこと
TD系RTSの中でもラインディフェンスというジャンルの作品をプレイする機会が今年は多かった気がする。線上でゲームが進行するので動きへの制約が多い中、各作品ともいかに独自性を出すか、その発想を見るのが楽しかった。
「ACE OF SEAFOOD」
今年の問題作その2。海洋生物が光線を撃って戦う未来の世界観を分かるまで叩き込まれて、洗脳後はそれら海洋生物の一員となりゲームを進める。同サークルの「NEO AQUARIUM」よりも更に不条理な世界観に対して、ゲーム内容の方は多対多の素直なTPSというこの差異が、またずるい。
「BACK IN 1995」
今年の問題作その3。ポリゴン黎明期のあの雰囲気を、何故に今忠実に再現する必要があったのか。ポリゴンの歪みやポリゴン抜け、そして融通の利かない視点と、当時を知るものとして、本当に良く再現できているという感想しか出なかった。
「Dungeouns&Darkness」
今年の最高傑作の1つ。
これぞ剣と魔法の世界の正統派ダンジョンアタックと言わんがばかりの、システムから世界観から登場するモンスターから、全てにおいて正統派を貫いた作品。一人称視点の作品はプレイする頻度が低いので、尚更新鮮な驚きに満ちていた。
「AtoA R.RegulusIII Apokhalypse」
今年の最高傑作の1つ。
2Dで3DフライトSTG並の空中戦を楽しめる、もはや完成されたゲームシステムである。今作で追加されたシステムは最終面のためだけに追加したと言い切る潔さが、とても同人ゲームらしくて好感触であった。そして、さすがそう言い切るだけあって、最終面の豪快な戦闘は痛快そのものであった。
「メルヘンフォーレスト」
今年の最高傑作の1つ。
この作品をプレイするために、iPhoneSEに機種変更した。第一部は普通のADVだが、第二部になるとハック&スラッシュばりのRPGに変貌するという意外性とその完成度の高さに驚かされた。タップとスワイプだけで、とても緊張感のある戦闘を楽しめたことに、スマホのゲームへの可能性の高さを改めて知らしめられた次第である。
「Link:The Unleashed Nexus」
今年の最高傑作の1つ。
翼は無くとも自在に空を駆ける疾走感に溢れた作品。難易度は非常に高く、WASD操作に慣れてないので操作の敷居も高かったが、そこを乗り越えた先に見えた光景の鮮烈さは、文字通り新しい世界が開けたという感じでとても印象的であった。
「犯人は僕です。」
主人公が着せられた濡れ衣を晴らすというのが推理ADVの王道だが、主人公が犯罪者で告発しようとする相手の弱みを握って黙らせるという逆転の発想が非常に面白かった。
「たそがレ時ノきみニ」
今年の最高傑作の1つ。
日の傾きにより伸びる影を道として移動していくシステムが、意外性に富んでいてとても秀逸。その上で、影の上しか歩けないという幼少時の遊びや、黄昏時という時間帯から不安や焦りといった負の感情を上手く引き出して、プレイヤーの感情に働きかける演出が見事の一言に尽きる。
「収集荷取・金」
キャラが増えたり、パージシステムが弾消しやスコア稼ぎにも使えるように進化して、これぞ正統的な続編という印象を受けた。今作も実績がコンプできて一安心。
「Lily 白き百合の乙女たち」
今年の最高傑作の1つ。
仙台という1つの土地に関する過去から現在までの様々な要素を盛り込んだ物語に、溢れるばかりの郷土愛を感じられた。タイトルどおり百合百合しいキャラ設定と共に、仙台の魅力を存分に楽しませてもらえた。それにしても、プレイ後に開催された第2回人気投票を見逃したのは大失態である。
「さとりのアトリエ2」
今年の最高傑作の1つ。
これまた完成されたシステムで面白さは保証付きである。今回の追加要素である飛び道具が使えるようになったという点に当初は特筆するほどのことかと思っていたのだが、実際にゲームをプレイしたらその変更点のおかげで前作など比べものにならない阿鼻叫喚が画面内に展開されて仰天した。ここの作品はやりすぎなところが大きな特徴の1つであるが、今作も例に違わずといったところであった。
「霊夢のくせになまいきだ。」
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12月11日(日)
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