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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 参加者20人とつくった絵本「ちいさなだいぼうけん」
「わにのだんす」のチームで絵本ワークショップをやってから、2か月経った。

2013年07月25日(木) 物語が生まれる胎動@絵本ワークショップ

あの夜、20名の参加者と2時間で作り上げた物語が、ついに絵本になり、参加者の皆さんの元へ旅立った。

わたしの手元にも昨日到着。

絵本の裏表紙には「おはなし」を作った20名の名前が誇らしげに並んでいる。
今井雅子は「おてつだい」。


ワークショップから2か月余りもかかったのは、「手を抜かなかったから」。
もちろん片手間にやるつもりはなかったのだけど、ここまでやるかというぐらい、絵の島袋さんも編集の西川さんもわたしも熱い愛情を注いで、絵本を仕上げた。

あの奇蹟のような一夜の、物語が生まれる胎動をしっかり受け止めた絵本にしたい、という想いに駆り立てられていたのだろうと思う。

それでも、通常ならもっと時間をかける絵本づくりの過程をこの2か月で駆け抜けたので、待ったなしな攻めのスケジュール。

ワークショップ翌日には、編集・西川さんが15見開き分の展開案をまとめ、今井が文章案をまとめ、絵の島袋さんと3人で共有。

8月3日(土)には島袋さんからの最初のモノクロラフが届き、コメントを出し合って絵の方針を固め、8月6日(火)には早くも絵に色がついた。

そこからは一ページずつ、描いては共有し、意見を出し合い、磨き続けるの繰り返し。
絵とあわせて文章を磨き、西川さんが文章を配置したレイアウト案を見て文字数を調整し、三人がそれぞれの持ち場でピースを埋めていった。

ようやく15見開きができると、表紙どうする?の相談。
島袋さんからの提案は、「こう来ましたか!」という思わせぶりでなおかつ冒険のワクワク感を期待させるもの。

飾り罫によーく目を凝らすと、物語の主人公の姿が見えてくる!

そんなこんなで、初めての絵本ワークショップにしては上出来すぎる絵本「ちいさなだいぼうけん」が完成。

これ、売れるんじゃないでしょうか。

値段はついてないけど、エンブックスさんの新サービスehonly(エホンリー)で1冊からオンデマンド印刷できる模様。
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10月02日(水)
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