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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 保育園お祝い会→「てっぱん」オフ会
今日は、保育園のお祝い会。

たまは0歳児クラスから保育園に通っているから、お祝い会も6回目。

3歳児までの、前の保育園で、4回。

たまは、本番に弱いのか、さめているのか、張り切る子たちをよそに、ほとんど「静止」状態で、「ビデオ撮る必要なし」だった。

それが、大型保育園の今の園に移って、去年のお祝い会では、けっこうしっかり動いていた。お友達が一気にふえて、たくさんの子の中でもまれて、たくましくなったのだろうか。

さらに、その上の年長さんの堂々とした姿を見て、「この園にあと一年通ったら、こんなこともできることになるのか」と早くも一年後に思いを馳せ、涙ぐんでしまった。

昨年のお祝い会は卒園児の女の子がぽろぽろ泣いているのにもらい泣きしたこともあり、「来年はタオル持っていなかきゃ」と思ったのだった。

あれから、一年。
今の園に来て2回目、そして保育園最後のお祝い会。

「世界に一つだけの花」の合奏では、タンバリンを務めた。
ピアニカを狙っていたのだけど、オーディションで、ピアノを習っている子に敗れたらしい。

クラスの劇では、この一年の行事やクラスでの出来事が綴られていて、たまは担任の先生役を務めた。数日前からなぜか声がかすれて、当日になっても戻らなかったのだけど、その「かすれ声」のおかげで、落ち着いて、しっかりしているように見えた。

「よくまとまったわね。あんなにばらばらだったのに」という台詞があったが、個性あふれる園児23人と担任の先生2人、あわせて25人が人間としてぶつかりあい、成長してきたクラスだった。

劇が実話ベースゆえにコメディになっていたので、涙よりは笑いを誘われ、泣くタイミングを逃すうちに卒園証書を渡すセレモニーに。

園児が一人ずつ将来の夢を宣言する場面で、昨年は涙を搾られたのだけど、今年は「へーえ、あの子がこんな夢を」と意外がったり「たまは結局どの夢を告げるのか」と気になったりで、泣きそびれた。

「えかきやさん」「すけーとのせんしゅ」「すけーとのせんせい」と夢が二転三転し、前日にはパパに「きゃくほんか」と打ち明けたらしいたまは、初心に戻って「えかきやさん」と発表。

「わたし、えかきやさん」「わたしも、えかきやさん」と仲良しの子同士で話していたと思われ、たまで3人目。

「また、えかきやさん?」「えかきやさんって、なに?」「えかきとはちがうの?」と年下の4歳児が突っ込んでいるのが聞こえて、可笑しかった。

えかきやさん。

誰が言い出したかわからないけれど、絵描きとの違いは、「描いた絵を売って商売する」ところにあるらしい。

そして、親と手をつないで教室に退場後、昨年は廊下でお母さんたちが代号泣だったらしいが、皆さんからっとして、「なんだか、今年は笑っちゃったわね」。わたしは、その後のクラス集合写真の段取りで頭がいっぱいで、結局、マスカラが流れることもなく、記念撮影が終わるまで笑っていた。

今回は、わたしとダンナの両親四人がそろったので、終わってから、わが家でお昼を食べ、お祝い会を振り返った。クラス文集を開いて、皆の気合と愛のこもった原稿を見て、大阪の母が「あんた、片手間にやったやろ」と看破。母はなぜか、クラスの園児の名前と読みがなを熱心にメモしていた。

夜は、「てっぱん」オフ会。

最初お誘いを受けたときは「大阪から親が来るので」とお断りしたのだけど、親に聞いてみると「ちょうどええやん。行こ行こ」と乗り気で、「てっぱん&つばさ親善天使」の娘のたまも連れて参加することに。さらにそれを聞きつけた、同じく「てっぱん」脚本の関えり香嬢も飛び入り参加。

会場は、上野の広島お好み焼き屋「力丸」さん。

店長は、「被災地に食と職を!」とお好み焼きの移動販売で震災復興に取り組まれているのを新聞で知り、交流が始まった星野夏樹さん(>>>2011年7月21日(木)被災地で「食」と「職」を作り出す「お好み焼きしんのすけ」)。


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03月02日(土)
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