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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ クリスマスを待つ気持ちもプレゼント
大学の卒業式の衣装がクリスマスツリーだった。入学式に着た手作りのワンピースの桜色を緑色に染めて、集めているクリスマスグッズをじゃらじゃらぶら下げて、クリスマスみたいに楽しい4年間でした、と大学から旅立った。

それぐらい、クリスマスが好きだ。

なんで好きなのか考えてみる。もともと生まれ育った今井家がイベント好きで、クリスマスにかこつけて両親が率先して楽しんでいた。さらに、高校時代にアメリカに留学したことも大きい。生のモミの木を買いに行き、その根元にプレゼントを並べて、当日を待つ。クリスマスは何週間も前から始まるという感覚を教わった。

日本でも街がクリスマス色に染まるのが年々早くなって、ハロウィンが終わるとクリスマスグッズを並べる店も出て来た。

ふだんは雑貨を置いていないような店で掘り出し物に出会えたり、ウィンドウショッピングが楽しくなる季節。ひとつのお店でどさっと買わずに、いろんなお店でちょこちょこと買い集めていく。

クリスマスまっただなかより、そこに近づくまでのワクワクが高まっていく数週間が楽しい。「あと何日」と指折り数える気持ちも、プレゼントなんだと思う。

アドベントカレンダーは、見るだけで胸が高鳴る。いくつあってもうれしい。

無印良品で、自分で絵を描けるアドベントカレンダーを買い求めた。24面でひとつの絵が完成するように描くと引き出しを毎日ひっくり返して行く楽しみがあるのだけど、6歳児のたまは、ひとつひとつの引き出しに、ちまちまと絵を描く。クリスマスが終わったらおもちゃをしまう宝箱にするのと言う。


友人の大島亜佐子さんがデザインを手がけるプティット・アフリケーヌのノエルタペストリーにも、ひと目惚れ。来年もさ来年もずっと、この季節が来たら取り出して飾るのが楽しみな品物がひとつできた。


MOCOCO(モココ)のフェルトグッズも、今年のクリスマスに出会ったすてきなもの。ネパールでひとつひとつ手作りされているという。フェルトのあったかみがクリスマスにぴったり。包むファクトリーで見つけたら、他のお店でもあちこちで見かけた。


MOCOCOにヒントを得て、家にあったフェルトのコースターにも糸をつけて、オーナメントにしてぶら下げてみた。来年は手作りのフェルトオーナメントを飾ってみるのもいいな、などとクリスマスが来る前に次のクリスマスのことを考えている。
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12月20日(木)
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