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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ その鳥の名は、本といいます。
物を手放すより、その存在を忘れているほうが罪は深いということに気づかせてくれた『人生がときめく片づけの魔法』をバイブルに、家の中の地層を掘り返す作業を続けている。

地層は深く、平気で5年10 年の歳月を遡る。昔使っていたルーズリーフ形式の手帳が一枚ずつ出て来る。当時手帳はスケジュールよりもネタを書きつけるものだったが、いつ書いたか思い出せないどころか、書いたことも忘れていたメモが次々と発掘される。

この悪筆の走り書きも、そんな一枚。


最後の2行「book どこにでもとんでいける」から、カンヌ広告祭で出会った読書週間のコピー「You can take a book anywhere and vice-versa」(1998年7月1日(水)の日記)に影響を受けて思いついたものと思われる。とすると、20世紀の遺物ということになる。

判読が難しく、謎のままの箇所がいくつかあるが、メモをもとに書き起こしてみた。

長い旅を終えて、羽根はすっかり抜け落ち、いちばん丈夫な外側の羽根をとどめているだけでした。

「羽根は物語を届けたのよ」とお母さんが言いました。

どんな物語を抱いていたのだろうと母と娘は語り合いました。

「かわいそうに」と私が言うと

「いいえ、羽根は
 海風に吹かれるアザラシの毛になり
 あたたかい毛布になり
 穴の中の春になったのよ」

その鳥の名は、本といいます。

表紙だけをとどめた本を私たちは本棚に納めました。
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たま語botつぶやき中。QT @tamago_bot822 「ごめんねー。ゆるしてあげるよ」。後半は、こっちの台詞です。(2010年1月頃 3才4か月)
posted at 21:58:47

@y_kurokuro 「パンとエスプレッソと」あれ以来行けてなくて、でも、しょっちゅう思い出しています。うらやましい!いい写真撮れましたね。お店もいい感じでしょ。
posted at 21:54:10

【たま語】バスの手すりについている降車ボタンを見て「ちょうちょになるまえの、さなぎみたいだね」。ほんとだ、似てる。久しぶりにかわいいの収穫。昨日から始めた @tamago_bot822 も懐かしいたま語を気まぐれにつぶやき中。
posted at 21:52:06

京都の知人から子ども用ネイルカラーが届く。創業1751年!の老舗・上羽絵惣が日本画の絵の具材料として使われてきた「胡粉」をネイルに。除菌用アルコールで落とせる雅な輝き。こんなのあるんだ!と心弾む贈り物。もちろん大人用も。 http://www.gofun-nail.com/
posted at 20:50:28

ラジオ体操から始まる一日は長い。
posted at 18:35:55

地球の裏側の国でラジオ体操の振付けを想像していたその人は、厚みの関係からか付録を抜いた状態で日本から送られる小学三年生などの「付録の作り方」を読みながら、付録を想像していたそう。ないものに想いを馳せる二つのエピソード。QT @namagakisandbag どんな体操をイメージ?
posted at 07:12:41

@toshiyounggreen 今朝もラジオ体操行ってきました。今も変わらない♪新しい朝が来た♪にあわせてみんなで行進。つい口ずさんでしまう自分に苦笑。ラジオ体操が体にしみついているわたしは、日本の子だなあと感じます。
posted at 07:07:53

07月26日(火)
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