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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ たま電車経由小豆島1日目
6本目の長編脚本映画『ぼくとママの黄色い自転車』のロケ地、小豆島を2年前の秋の上映会ぶりに一家で再訪。前回は空路で高松からフェリーだったけれど、飛行機のゴールデンウィーク価格に驚き、陸路で岡山から向かうことに。岡山のたま電車にたまを乗せたいという目論みもあった。

お昼は岡山に詳しい方に薦めていただいた福寿司へ。お寿司も期待以上(とくに地元の「ままかり」!)だったけれど、炊き合わせやおつゆも丁寧に作られていて、しかもお値段はお手頃。大満足。
岡山駅前から伸びる東山線でお目当てのたま電車とたま対面。わたしには懐かしのキャラクター「うちのたま知りませんか」のたまがいっぱい。
車内もたま祭り。シートは猫柄。「たまのぼうし、いちごだね」とたま。よく見ると帽子にいちご電車と同じいちごマークが。デザイナーは和歌山電鐵のたま電車、おもちゃ電車、いちご電車を手がけた水戸岡鋭治氏。そんな情報を仕入れるまでもなく、子どもはデザインを受け止める。

「たま、おっぱいがむっつあるねえ」。同じものを見ても、たまは大人よりたくさんのものを受け取っている。


たまの水玉模様パンツがシートの猫柄になじんでます。
終点の東山で降りたものの、そこが地図のどの辺りなのかわからない。次の目的地、新岡山港までタクシーで行こうとしたけれど、つかまらず、標識の矢印が示す方角へ歩きつつタクシーを探していたら、港行きのバスが偶然向かって来て、飛び乗った。

新岡山港から小豆島の土庄港へはフェリーで70分。たまは乗り合わせた人から分けてもらったおかしをカモメにやり、大はしゃぎ。

ぼくママに多大な協力をしてくださった上に前回の滞在でも大いにお世話になった小豆島ヘルシーランド会長の柳生さんと柳生家の皆さんに、今回も家族のように歓迎、歓待していただく。用意していただいた宿には、海を臨むバルコニーとバーベキューのできるウッドデッキ。わたしの理想の暮らしを一週間叶えられることとなった。庭のハーブを摘んで煎れる生ハーブティーを飲んだら、東京は、すうっと遠くなった。

夜は柳生さんの長男の絵描鬼(えかき)・忠平と夫人の陽子さん、長女の照美ちゃんに「南国」という居酒屋でごちそうになった。忠兵衛たちが仲間と作っている「うららー新聞」は小豆島の楽しさを、小豆島の若手(というか中堅というか)が楽しみながら作っているフリーペーパー。滞在中、島の人と話をするとっかかりに、大いに役立った。

たまは照美ちゃんによく遊んでもらい、スジャータのアイスクリームのメニュー(6つのポケットにカードが一枚ずつ入っていて、6種類のアイスを紹介)を使って次々と遊びをあみ出していた。

その1)アイスくんをキャラクターにしてごっこ遊び
その2)障子にひとつずつ並べる
その3)アイスクリーム神経衰弱。同じアイスが出たら冷蔵庫(ファイルのこと)に入れる 

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04月30日(土)
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