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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ アフロ×てっぱん!ツブヤ大学RaKuGo講座に出演
「ツブヤ大学」なるものを知ったのは、2010年1月のこと。落語のことをツイッターでつぶやいたら、ツブヤ大学でRaKuGo講座なるものを始めますと関係者の方が知らせてくださった。このときのお題は、司会進行の落語家、立川こしらさんの「こしら」折り句をこしらえよというもので、ツイッターから投稿していたら、折り句合戦を挑んでくる人があり、夜更かしして、こしらこしらと打ち込んだ。
>>>2010年1月27日の日記
講座中に投稿しなければ反映されないことをわかっておらず、わたしが大量に送ったこしら折り句は提出期限の過ぎた宿題となった。翌回の投稿は講座に間に合い、司会の落語家・立川こしらさんに取り上げてもらい、お褒めいただくことに。最初にツブヤ大学のことを知らせてくれた主催者の望月さんの目にも留まり、ぜひ出演をと声をかけていただいたのだった。
こしらさんとの生対決、喜んで!と張り切ったのだけど、「てっぱん」執筆中はそれどころではなく、〆切続きの一年が明けて、ようやく叶ったという次第。
16回目の講座で、ちょうど番組リニューアルの時期。面白いことをしたい、ということで望月さん、番組の構成を務める豊田さんと事前に打ち合わせした。「前半はテーマ投稿をからめたフリートーク、後半は特別企画にしたい。特別企画では、役者が今井さんにアピールする形にしたい」と豊田さん。何かシチュエーションをお題に演じてもらおう、とアイデアを出し合った。わたしのボツ企画でザリガニ一家のシュールな物語があり、「渾身のザリガニ演技合戦」を真剣に検討したものの、外すと寒そうと尻込み。
ああでもないこうでもないと言い合い、どういう拍子か、わたしがふと口にしたのが「アフロ」だった。
少し前、家を片づけていたら、アフロのカツラが出てきた。それをかぶった途端、たまが何ともパンクというかロックというか、アフロ的なポーズを決めた。上はTシャツ、下はパンツ一丁、足はサタデーナイトフィーバーの形。完璧だった。どこでこういうスタイルを習得したのか。経験値の低い4歳児でもアフロスイッチが入るのだから、大人のプロの役者さんがかぶったら、おもろい化学変化が起きるんとちゃうやろか。
それだ、と望月さんと豊田さんも手を打ち、アフロ企画が決定した。「朝起きたらアフロになってた」という設定で、豊田さんが声をかけた役者さんに演じてもらい、わたしが僭越ながら審査をすることに。
このアフロ、日記を掘り返すと、2003年の会社の新卒パーティで参加者に配られたものだった。余ったアフロを大量にもらい(よっぽどアフロが気に入ったと思われたのか)、そのうちのひとつが手元に残っていた。汗をしたたらせたアフロとは別物と思われるが、よくぞ8年前のアフロが生き残っていたものだ。なんでも溜め込んでしまう悪いクセを何とかしようと最近はすごい勢いで物を捨てているのだけど、この虎の子アフロだけはなぜか残していた。たまがかぶって面白かったこともあるけれど、こいつは何かやってくれそうな気がしていた。
投稿テーマは、わたしが関わった朝ドラ「てっぱん」にちなんで「私のてっぱんネタ」に決まった。
さて、当日、本番。渋谷駅から会場のマークシティのオフィス階16階に迷いながらたどり着く。ツイッターでつながった脚本家志望の女性がいちばん乗り。わたしとたまあてに一通ずつ手紙を書いてきてくださっていた。こしらさん到着まで、脚本コンクールの話などをする。
こしらさんが到着、対面。映像で見るより爽やかで男前。アシスタント進行のあべなぎさ嬢は初々しく可愛らしく、若くなければ許されないチークの染まり具合が印象的。わたしもustream出演するならチークぐらいやっときゃよかったと思いつつ、そんなものはここ十年使ってない。恋は先っぽにでる。若さは頬に出る。アフロ企画出演の役者さん4人も紹介され、軽く段取りを打ち合わせ。
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04月25日(月)
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