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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 合言葉は「てっぱん」!お好み焼きのかりふわ堂さんへ
シャ乱Qのつんく♂さんがお好み焼き屋をやっていると知ったのは2週間ほど前のこと。ツイッターの書き込みの中につんく♂さんの名前とお店の話題を見つけ、「お好み焼き屋さんやってるんですか?」とつんく♂さん宛てに投稿したら「唸らせます」と返信があった。
『かりふわ堂』というシズル感あふれまくりのそのお店のスタッフの方々とも次々つながり、毎日やりとりしているうちに、頭の中はすっかり「かりふわ」に占拠されてしまった。
そんなわけで、ツイッター上で「行ってみたい」と名乗りを上げた堺三保さんとともに馳せ参じることに。堺さんは大阪・堺の高校の先輩であり、脚本家の大先輩でもある。その旨を伝えるメールをくれて以来オンラインでのやりとりが続いていたが、ロサンゼルスから一時帰国中のこの夏に初めての対面を果たし、今日が二度目。前回は人形町のどれ味という鉄板焼き屋(ここもまた行きたいお店)で会ったので、「堺さんといえば、てっぱん」となった。
お邪魔したのは新宿店(六本木店もある)。靖国通りから新宿コマ劇場(閉じても相変わらずの存在感)をめざし、ぶつかったら右へ回り込んですぐの歌舞伎町ビル2階。テーブルには「ツイッターやってます」。こちらのお知らせを始め店内のメニューの味のある筆文字はすべて元板前の櫻井さんの手書き(とツイッターのプロフィールに書いてある)。
「鉄板あたためます」と言われ、ちょっとドキドキ。そうか、全国のお好み焼き屋では毎日当たり前のように「てっぱん」と口にするわけだ。

さてさて、はやる気持ちで注文。まずはネギ焼き。どーん。ひと口食べて、「あーこれはうまい」と堺さんと嘆息。東京でなかなかおいしい大阪のお好み焼きに出会えないけれど、ネギ焼きとなると、とくにハードルが高い。このネギ焼きは大阪の味や〜と感激、はふはふ。「お好み焼きの話になると大阪弁になりますね」と堺さんに突っ込まれる。

続いてはもちもチーズモダン(写真は堺さん撮影)。もしや「もち・チーズ」と「もちもち」をかけた名前なのか。看板に偽りなしの外はカリッ、中はふわっ。テコ(生まれてからずっとコテと言い続けてきたけれど正式名称はテコだと「てっぱん」仕事で知る)でグサッと切り分け、頬張る。もちとチーズのとろけるコンビが絶妙。手作りという濃厚なソースがこれまた絶妙。お好み焼きの味の決め手がソースであることも「てっぱん」仕事で学んだ。

まだ行けますねともう一品。そばめしにするか、やきそばにするか、とん平焼きにするかで迷う。とん平焼き外伝なるものを見つけ、これは何ぞと問うと、卵で肉を巻くとん平焼きの逆で、肉で卵を巻いたものだという答え。ならばそれをと注文。大阪ではどこ行っても食べられる庶民のおやつ、とん平焼きも東京ではあまりお目にかからない。まして、おいしいとん平焼きとなると。たっぷりのネギとジューシーな豚で、東京に来て初めて、唸るとん平焼きにありつけた。
でかける前、ツイッターでのやりとりで、
大阪のうまいお好み焼きに飢えてます。
とつんく♂さんあてにつぶやいたところ、
僕は飢えた結果自分で店を出しました!しかも化学調味料不使用の安全な食を目指して!ケミカル使わずここまでパンチが出せる店は他に絶対にないはずです。ソースもオリジナルで無添加です!
とつんく♂さん。
自分で作るお好み焼きのほうがおいしいと思うこと多々。かりふわ堂さん唸らせて〜
とつぶやくと
お好み焼きとかすき焼きとかうどんすきみたいなのって我が家の味に敵わないんですよね。なので、その人にとって、我々はこの世で二番目においしいお好み焼き屋にでありたいなって思ってます。
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09月10日(金)
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