ID:93827
脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
[786056hit]
■ アラ還の会!?マッキャンAgain-2展初日
わたしが1995年から2007年7月までコピーライターとして在籍した広告会社マッキャンエリクソンの制作局OBによるアート展へ出かけたのは、2年前のこと。
2008年04月06日(日)ギャラリー工にてマッキャンOB『Again』展
ギャラリー工(こう)というこれまた制作局コピーライターの大先輩、濱田哲二さんの会場に、湯気が立ちそうな熱い作品と作り手の熱いオヤジたちが集まっていた。
好評を博したので、半年後、古巣のマッキャンの本社に場所を移して、再びの展示となった。
2008年10月02日(木) マッキャンAgain展パーティ
このときも現役社員よりも元気いっぱいのオヤジたちに大いに刺激を受けつつ、3年ぶりのオフィスや同僚との再会を喜んだ。
あれから2年。「またやります」と濱田さんから案内が届き、前回は逃したオープニングパーティに参加することに。懐かしいあの人この人に会えるのではと期待して、元同僚で今いちばん連絡を取り合っているアサミちゃんとともに出かけたところ、「ちょっと、時代が離れ過ぎかも」と戸惑うわたしたち。わたしたちの少し上の世代、四十代後半から五十代のOBの姿が見えず、「今日はアラ還の会だよ」と濱田さん。
それでも何人かは顔と名前が一致する人がいた。採用試験のときに、わたしが「この人がキーパーソンに違いない」と当たりをつけて念を送った結果(!?)採用となった当時の制作局長のタバタさん。アートディレクターである以前に俳句の大先生で、仕事中もそっちの電話ばっかりかかってきていたナカハラさん。中国語を活かして上海電通へ行ったせいかパワーアップしておまけに若返っているサトウ女史。「寝返りのリュウ」(寝返りするだけで女子が妊娠するほどいい男)と仲間内でからかっていたイナバさん。今回も見事な版画を出品しているタナハシさん。九州の新聞で脱力漫画を連載しているアシワラさん。阪神大震災のときにグッチの杖をついて給水所へ現れたのが伝説になっているダンディーなシマザキさん。穏やかな笑顔が変わらない秘書のアリマさん。購買管理でお世話になったナラさんなどなど。
少し年の近いところでは、ピザハットのチラシを延々一緒に作ったミカミさん。今やアサツーDKの顔になっているミツイ嬢。宴もたけなわになって、何年経っても年を取らないコピーライターの大先輩のナオミさんが登場。ナオミさんとは毎年、年賀状で「今年こそ会おう」と言い続けて5年なので、思いがけず再会を果たせた。
今日初めて会う人も強烈な個性を放っていて、「昔のほうが変なヤツが多かったんだよ」「そういうヤツらを受け入れる余裕があったんだよな」と、ユニークさではいい勝負のおじさまたちが言う。知らない人だらけの落ち着かなさはいつの間にか消えて、久しぶりにマッキャン飲み会の空気を味わった。
たぶんわたしが会社勤めをするのは、マッキャンエリクソンが最初で最後ではと思っているけれど、一生にひとつしか会社を選べないとしたら、いい選択をしたと思っている。勤めているときは、辞めたくないほど楽しかったし、辞めてからも「面白い会社だったなあ」と思わせてくれる。
Again-2展はギャラリー工にて11(土)まで11:00〜19:00(最終日17:00)開催。丸の内線新高円寺駅より徒歩2分。地図はこちら。
>>>今日の日記をTweetする
今日のtwitterより(下から上に時間が流れます)
>>>もっと読む
広告会社時代の先輩で版画家になった棚橋荘七さん。版画の通し番号が2/10などとなっているので、10枚しか刷らないんですか?と聞いたら、「30枚ぐらい刷るけど、売っていいものだけ残すと、それぐらいになる」。いいものしか売らない、売ってはならないという作り手の心意気。
posted at 23:30:22
映画ぼくママがきっかけで始まった黄色い貸し自転車。公開一年経って現役で走ってますか〜。感激!RT @riepompom 今日は小豆島泊。この島のレンタサイクルは黄色い。@masakoimaiさんの「ぼくとママの黄色い自転車」ののぼりも見つけました。
posted at 23:22:18
同じ日付の過去日記をたどっていると面白い偶然に気づく事が多い。年に一、二度しか会わない人と以前会ったのも同じ日付だったりする。
posted at 23:08:38
[5]続きを読む
09月04日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る