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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 愛妻の日。愛娘の日。
今日1月31日は「愛妻の日」ということを新聞記事で思い出し、「今日は何の日?」とダンナに聞いたら、「曖昧の日」と曖昧な答えが返って来た。間抜けなやりとりにデジャブを感じて一年前の今日の日記を開いてみると、去年も同じような会話が交わされていた。

ダンナは永遠に愛妻の日を覚える気はないようで、「愛妻の日だからなんかおくれ」とねだったら、「はいはい、愛妻愛妻」と頭をぽんぽんとたたかれる。あんたの妻は木魚か! それを見た娘のたまは、「あいさいとは、あたまをぽんぽんとたたくこと!」だと理解したらしく、わたしとダンナの頭を「あいさい、あいさい」とうれしそうに叩き出したので、大笑いになった。

照れ屋のダンナは「毎日が愛妻の日ですよ」と誤摩化し、「毎日が愛娘の日」と続けた。

昨日一昨日と淋しい思いをさせたので、今日はできるだけたまとゆったり過ごすことにする。散歩がてら近所のベーグル屋で朝ごはんを食べた後は、家でのんびり。
先日届いたパパのスーツに袖を通し、だぶだぶの袖を振り回しすたまを見て、子どもの頃夢中になった銀河鉄道999の漫画を思い出す。

夕方は図書館へ散歩。ビデオとCDを貸し出してくれるので、このところ落語を借りに行き、仕事をしながら聴いている。

図書館の近くの公園につかまり、暗くなってもたまは飽きることなく遊び続ける。人工芝の斜面を転がり、すべり台をすべり、ブランコに乗る。立ち漕ぎができるようになっていたのには驚いた。ほんの数か月前は、腰かけるだけで精一杯で、ちょっとでも押されると怖がっていたのに、今は膝を使って漕いでいる。

一人でローラースケート(わたしが子どもの頃にはいてた靴にかませるやつではなく、アイススケートの靴みたいなやつ)で遊んでいた小学生と思われる女の子が、「はいてみる?」と靴を貸してくれた。おそるおそるはいてみたたまは、ぶかぶかのスケート靴で器用に歩いてみせ、これにも驚く。

ちょうど先日「good enough mothering(ほどほど子育て)」という言葉を知り、いい言葉、うまい訳だなあと心に留めたのだけど、わたしの場合はnot enough mothering(手抜き子育て)になりがち。一緒に過ごしてじっくり向き合う愛娘時間を大切にしなきゃと思った。

今日のtwitter(下から上に時間が流れます)
>>>twilogで読む

【新聞】同じく昨年12/20付朝日。木村政雄さんの言葉。〈今、所属している企業や組織の価値観に首までどっぷり浸ってしまうのではなく、どこかで片足を外に出して、ニュートラルな無所属の意識を持ち続けていって欲しい〉。無所属の意識を持ちつつ無縁人間にならないようにしたいと思う。
posted at 23:56:38

【新聞】昨年12/20付朝日。木村政雄さんから若い人への言葉より。〈君たちの登場を待ってゲームが始まるのではない。すでに試合は始まっていて君たちは途中から参加するメンバーの一人。いきなりボールがぶつかってくるし、痛い目にも遭う。それに当たって要領を覚えて行く〉
posted at 23:51:25

NHKスペシャル「無縁社会」には考えさせられた。奇しくも日記に〈油断すると世間から切り離される〉 http://bit.ly/byn8VU と書いたばかり。人は一人では生きることも死ぬこともままならない。けれど一人になってしまうのは特別なことではない。
posted at 22:30:59

会社をやめて「社縁」の大きさを知りました。無縁になるのは決して特別なことではないと感じます。 RT @cmamshon: ですね。龍馬に引き続き、NHKになりそう。 RT @masakoimai: 本日21時からのNHKスペシャル「無縁社会」はとても興味のあるテーマ。#nhk
posted at 22:24:25

本日21時からのNHKスペシャル「無縁社会」はとても興味のあるテーマ。「仕事人間から仕事を引いたら無縁人間だなあ」とダンナ。仕事に消耗される人生ではなく、仕事で人生をふくよかにしたいと思う。 #nhk
posted at 18:48:35


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01月31日(日)
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