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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ スクリーンで、DVDで、THIS IS IT!
めったにDVDを買わないのだけど、ひさしぶりに買ってしまった。マイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』。いいよいいよと何人に薦められたかわからないけれど、ようやくスクリーンで観ることができたのは先週で、その感動がさめやらぬままDVD購入となった。
スクリーンで観た感想は、タイトルそのもの、まさに「THIS IS IT!」。今わたしが観たいこと聞きたいこと感じたいことがすべて詰まっていた。
冒頭部分、オーディションに受かったダンサーたちは「君たちはマイケルの一部だ」という言葉をかけられる。このときextentionという単語が使われていることに、まず心を打たれた。マイケルの一部として組み込まれるのではなく、彼と一体となってステージを作りあげる。マイケルが心臓でスタッフやキャストが動脈、そんな躍動的なイメージが浮かんだ。
このextentionにも象徴されるように、作品にはステージを作り上げる一人ひとりへのリスペクトが詰まっている。互いを信頼し、尊敬していることが言葉のひとつひとつに宿る。Thank you. I love you.そして、マイケルは「自分はこうしたい、だから力を貸して」とやりたいこと、そのために必要なことを明確に伝え、スタッフは「自分はマイケルのために何ができるか」を問い続ける。
その関係は美しく、眩しく、見ているだけで幸せな気持ちになれる。
自分がやりたいことを実現するいちばんの近道は、誰かと力を合わせることなのだ。そのためにはまず、誰よりも自分のことを理解し、それを伝える言葉を持たなくてはならない。そして、自分に誇りと自信を持っていること。そのプライドは自分をリスペクトするということだ。
リスペクト、リスペクト、リスペクト。
脚本の仕事にもとても必要なことなのだけど、映画を観ている間、頭に浮かんだのは今の仕事のことではなく、プレゼンに明け暮れた会社員時代や、応援団の練習風景や、幕が上がる前の文化祭の準備風景だった。あの頃にこの作品に出会っていれば、空回りは、もう少しうまく回ったかもしれない。
そして、人生の大半である生活をともに回していく家族に、「自分はこうしたい、だから力を貸して」「自分はあなたのために何ができるか」の姿勢が必要なんじゃないかと思った。夫婦の家事分担にマイケルの精神が反映されたら、「してやってる」の押しつけがましさや「こっちだって忙しいのに」のいざこざは減りそうだ。
上映後、試写会でもないのに拍手が沸き起こった。力いっぱい手をたたいているのは中高年の女性たちだった。そういえば、67歳の父も「あれはよかった」と絶賛していた。人と関わって生きていくとはどういうことか、すべての人に訴えるものがある作品だと思う。
今日のtwitter(下から上に時間が流れます)
>>>twilogで読む
@horumo はい、そういうわけで発見してしまいした。アカウント名、ホルモォ〜〜〜〜〜ですね。
posted at 17:28:49
@kamakuradan フレンド検索ってどうやるの?
posted at 17:24:39
gmailかyahooかAOLのアドレスを入れるとアドレス帳からtwitterをやっている人を探してくれる!http://bit.ly/dCOrsw gmailアドレス帳から36名ヒット。一括でフォローできるのもありがたし。「なんで見つかったの?」の方、そういうわけです。
posted at 17:23:28
いつもは午前中はエンジンがかからないのですが、今日は7時前に起きたのが良かったのかも。朝型にしたほうが仕事ははかどると実感。エッセイをもう一本送って、まだお茶の時間前。今日は一日が長い。 RT @dars0312 朝は集中力が高まりますよね
posted at 14:04:10
【たま語】子守話にミドリという名前のコトリのお話を聞かせた。韻を踏むという思いつきだけで内容はぐだぐだ。黄色いのにミドリなんておかしいわと葛藤していた小鳥は大きくなって白いニワトリにという落ちがつかない結末。聞き終えたたまは冷ややかに、「ながくないね」。
posted at 13:30:00
知らないとこで脚本を直されたら勝手に直さないでと怒るくせに、細々した直しをいちいち相談されたら現場で勝手に直してくれていいのにと思ってしまう。脚本家って勝手な生き物。
posted at 13:02:33
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01月28日(木)
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