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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ ベルリンの壁崩壊20周年で東ドイツを想う
新聞で「ベルリンの壁崩壊20周年」を知る。壁の残骸の亀裂に一輪一輪花を差し込んだり、美しくペイントされた発泡スチロールの壁を倒したりという祝い方にドイツらしさを感じる。
そうか、あれから、もう20年か。
中学一年の夏休み、母に連れられ、妹とともに向かったはじめての海外旅行先は、旧東ドイツだった。若いうちに地球にはこんな国もあるんやでと教えたいということで社会主義の国を選んだ母のセンスはなかなかのもので、その後のわたしの人生は、この旅行におおいに影響を受けている。
ベルリンの壁の存在を意識していたのも、そのひとつだ。
20周年ということは、壁崩壊は1989年。1993年実施の第2回学生「大陸・夢の旅」作文コンクールで受賞した「再会旅行」には、その興奮が綴られている。旅行で知り合って以来文通を続けて来たアンネットとの再会を計画する内容で、大賞賞金を射止めたら双方の国を訪ねあう往復旅行にできたのだけど、賞金に見合った片道旅行となった。(2019年11月10日、脚本家・今井雅子facebookページのノートに全文掲載)
旧東ドイツとアンネットのことは、日記にもときどき登場している。
2002年10月24日(木) JSAを読んで考える 北と南 東と西
2005年03月25日(金) 傑作ドイツ映画『グッバイ・レーニン!』
2009年08月07日(金) 聞きたくないレーガン大統領と東ドイツの絵はがき
アンネットの家へは何度か訪問し、毎回歓待を受けている。いつか彼女の一家を日本に招待して、往復再会旅行を実現させたいと思う。
11月09日(月)
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