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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 小2の娘と観た映画「みんなの学校」
子どもの頃から学校が大好きだったし、両親が教師だし、わたしも教育学部に進んだし、学校で講演や授業をすることもあるし、娘が小学校に通っているし、学校という場所には並々ならぬ関心と愛着があるのだけど、あらためて、「学校」というものについて考えを深める機会になった。

たまは、はらはらと泣いているわたしを不思議そうに見ていた。
観終わった後、劇場を後にしながら「どうだった?」と聞くと、反応は鈍かった。
「あんな学校だったら支援の必要な子も一緒の教室で過ごせるね」と言うと、返ってきた答えは思いがけないものだった。
「わたしは、自分と同じような子がいい」
「同じような子って?」と聞くと、
「自分と同じようにできる子」
たまの通う育成室(学童保育)には要支援の子どもたちも一緒に過ごす。一日のうち2〜3時間。毎日同じ部屋で生活をともにしながら、そんな風に思っていたのか、とショックだった。

待つこと合わせること工夫することからの学びもあると示すのは大人の役割。
もちろん親も含めて。
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02月22日(日)
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