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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ アフロ×てっぱん!ツブヤ大学RaKuGo講座に出演
こしらさん、なぎさ嬢が席に着き、本番。わたしは控え室からツイッターの#univ228Qを追う。すごい雑音で、音が来ていないらしい。10分ほどこしらさんなぎさ嬢のトークが進んでから「あの、音が出てないようで」と望月さんが止め、「え?なんのためにしゃべってたの?」とこしらさん。「それはこの会場の方のために」。音声トラブルを修復する間もこしらさんのトークは続く。いざ復旧して、さっき一度やった話を再びコンパクトに。一回目はなぎさ嬢が知らなかった野球選手を二回目はすらすら言える。

投稿テーマのてっぱんネタをいくつか紹介して、わたしが呼び込まれ、こしらさんとなぎさ嬢の真ん中に着席。ツブヤ大学との縁を話す。こしらさん、わたしの投稿とわたしがつながっていなかった様子。落語家になれると言ってたそうで、とわたし。なりたい?とこしらさん。落語家と脚本家は似たようなもの、とわたし。朝ドラてっぱんを見てないこしらさんとほぼ見てないなぎさ嬢のために、あらすじを紹介し、DVDと総集編を宣伝。

「私のてっぱんネタ」で、トイレットペーパーをおしりから長々と出して出勤していたおじさん話が出る。トイレットペーパー出したことはないけど、スカートをしまいこんだことはあるなと思い出していたら、隣でなぎさ嬢が同じことを言って驚いた。もしやこの人も妄想でどっか行っちゃうタイプか、と掘ってみると、当たり。わたしは応援団OB一年目の七大戦での失敗談を披露。トイレから出てきたときに他大学の現役下級生たちから熱い視線を浴び、自分の名がとどろいているのか、といい気になっていたら、追いかけてきた下級生が勇気を振り絞り、「今井先輩、パンツが出てらっしゃいます!」。

時間が押したので、トークは短めで切り上げ、後半のアフロ企画。出演してくださった役者さんは4人。

佐藤歩(さとうあゆみ)さん

茗原直人 (みょうはらなおと)さん

原田達也(はらだたつや)さん

岡田竜二(おかだりゅうじ)さん

構成の豊田さんが手伝っている劇団ああルナティックシアターに岡田さんが所属、あとの3人が客演というご縁のよう。

この4人が名前順に登場、のはずが、急遽なぎさ嬢が乱入し、5通りのアフロ芝居を見せてもらうことになった。

法事の朝にアフロになった状況を電話の向こうの家族に訴える紅一点の佐藤さん。台詞のディテールに感心。目覚めたときにアフロの弾力で異変を知る身体反応と、アフロな自分が意外といけてるじゃんという開き直りが面白い茗原さん。アフロになって彼女に電話して、プロポーズする男を演じた原田さん。先の読めない展開で脚本的にはいちばんうまく転がっていた。広さ一畳の部屋を出て電車に揺られ改札を出て駅で待つ彼女に合うまでアフロの弾力であちこちぶつかり続ける人間スカッシュ状態を演じた岡田さんは、身体反応と移動の掛け合わせが斬新。

身体反応系と感情系の半々に分かれたが、それぞれに役者さんの持ち味が出ていて、予想以上に見応えがあった。

おっと忘れてはいけないなぎさ嬢は、アフロをかぶってノリノリで踊り出すというありがちな展開にオチをつけず、可愛いだけで終わるという、彼女にしか許されない芝居。アフロがよく似合うし、かぶりもの好きそうな感じがよろしい。

審査結果は迷った末、トップバッターの佐藤さんに。電話の相手が次々と変わることで自分の台詞を引き出していたところ、母親と姉が同じ質問をするところなど、ディテールの細かさを評価。後で楽屋で聞いたところご自身と家族のやりとりがモデル。どうりでリアリティあるわけだ。

事前発表していた優勝特典は「今後の仕事に役立つ何か」。役のオファーかと期待させて、わたしの日記で写真入りで紹介しますと発表して、なんだそれだけとずっこけるというオチだったのだけど、素直に喜ばれてしまう。皆さん大健闘だったので、佐藤さんを前面にして4人全員に写真に納まってもらうことに。

と、こしらさんが乱入。だったらこしらさんもアフロ芝居していただかないと。と振り、急遽アフロ落語上演。これがなかなかよくできていて、お後よろしく企画が締まった。


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04月25日(月)
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