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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 生きるとは、色を与えて散ること。
【たま語】「パ・パイヤ パ・パ・パイヤ パ・パイヤさ」という歌をパパと仲良く歌いながら「でもたまちゃんはパパ好きー」。その逆で去年のお正月に山手線ゲームで果物の名前をやったら、わたしがパパイヤと言ったのに続けて「ママイヤ」。
【たま語】「きょうから、ママのことは、おばさん」宣言。じゃあパパは?「パパはおにいさん」。この差は何???よりによって白髪を見つけた日に追い討ち。
【たま語】お邪魔したお宅をおいとまする際に「タクシーよんでくださあい」。その酢押し前に、タクシーを呼びましょうか、いえ結構ですと大人がやりとりしていたのを聞いていた様子。
【たま語】お世話になった方の仏前にご挨拶。たまちゃんも手を合わせなさいと促すと、手を合わせて「ごちそうさまでした」。天国でびっくりしていますねとご家族と笑い合う。子どもの無邪気さに救われることは多い。
【たま語】りんごは何色かなと聞かれて「 あかいぶつぶついろ」。
【たま語】 日比谷花壇で花を買ったら〈デンマークの幸せを呼ぶコイン〉をプレゼントされる。店員さんがわたしに説明するのを聞いて「なにマーク?」。店員さんと笑いあい、早速ご利益あり。
【たま語】西武池袋店の地下で寝転がり、リラックス。悪ふざけしてたら、ほっていっちゃうよと脅したら「でもパパいるからだいじょうぶ」と強気。
【たま語】続き。プレゼントをもらいつつサンタさんに会える方法を考える欲張りたま。「じゃあサンタさんにプレゼントもらってからたまちゃんがおきて、またきてもらえばいっか」。
【たま語】 クリスマスの朝のことを思い出して「どうしてペネロペちゃんのえほんがあったとき、サンタさんいなくなってたのかな」。たまちゃんが起きてたら会えたかもねと言ったら「でもサンタさんは、ねてるこにプレゼントくれるんだよね」。なんだ、わかってるじゃないか。
【たま語】携帯電話で遊びながら「たまちゃんの しらないでんわ もっていく」と五七調つぶやき。
【たま語】「てをあらってごはんたべてはみがきして、じゅんばんなの。それがわからないこは、ももぐみさんなの」。ももぐみさんは保育園の0歳児クラスのこと。
【たま語】百貨店のチラシにあるてんとう虫のマカロンを見て「これ、つくって」。今度パンに描いてあげるねと写真を切り抜いてしばらくすると「れいぞうこにはっといたよ」。見るとマグネットではなく糊で!さらに次々と食べ物写真を切り抜いて糊付け……冷蔵庫がコラージュのカンバスに。
【たま語】絵本『ぞうのエルマー』を上下逆さまにして読みながら「ちょっとさかだちしてみました。さかだちはむずかしいですぅ」。
【たま語】絵本『ちか100かいだてのいえ』に登場するカメを女から男に変えて読んでとパパにお願い。カメの一人称が原文のまま〈わたし〉となっているのを聞いて「ちがうよ、ぼくだよ!おとこなんだから」。
【たま語】子どもの虐待死が続いてやりきれないねとダンナと話していると「ギャクタイってなあに?」。親に意地悪されることよと言ったら「たまちゃんみたいなこと?」。たしかに毎日「もう、ママ、イジワル!」と言われていますが……。人として向き合っているかどうかが分かれ道なのかな。
【たま語】「たまちゃん、オリーブオイルきらい」と言うので、子どもだねえとからかったら「おとなだって、オリーブオイルきらいなひといるよ!」と反発。「オイールブオイル」と言ってたのが直っているから少し成長したね。
【たま語】「ママー、これやってよー。おっぱいみせてあげるからさー」。それはモチベーションになりません。
【たま語】たまの太もも、ムチムチしてておいしそうと言ったら、「たまちゃんたべられないよ。おくすりはいってるの。おいしくないおくすり」と必死の抵抗。
【たま語】携帯の目覚ましが鳴っているけど布団から出られないわたしの隣で「そのでんわ、かってにとまるからだいじょうぶ」。目覚ましが止むと、「ほら、とまったでしょ」。
03月07日(日)
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