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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 本は事件だ!『装幀思案』(菊池信義)
「あとがき」には「言葉で紡がれた事件としての作品、その装幀も、書店の平台で事件としてありたい」とあらためて装幀家としての心構えが語られ、この一冊もまた、わたしが装幀を見る目を大いに見開かせる事件になったと確信した。本のタイトルに添えられた「その深遠へ」の副題をしっかり味わえる一冊。読み終えると、本はやはり書店の平台で出会うべし、という気持ちにさせられる。「すぐれた文章家は、すぐれた読書家でもある」とよく言われるが、菊池氏の文章自体もデザインされたかのように的確かつ美しい。「すぐれた装幀家は、すぐれた読書家でもある」のだった。

08月11日(火)
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