ID:93827
脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
[786554hit]

■ 「役目を終えた」と思えば捨てられる
たまちゃんには そうじきは おおきすぎて おもすぎて
おもいどおりに うごいてくれません。
そうじきが かってに おそうじしてくれたら どんなに らくかしら。
たまちゃんは そうおもったので まほうを かけることにしました。
「ちちんぷいぷい そうじきさん かってに おそうじして まわれ」
まほうは だいせいこう。
そうじきは たまちゃんの てを かりずに
へやのなかを ひとりでに あっちへいったり こっちへいったりして 
つぎつぎと ゴミを のみこみはじめました。

「いいぞ いいぞ そのちょうし」
たまちゃんは ゆかいになって はたらきものの そうじきを みていましたが
「あ! それは ダメ!」と あわてて そうじきに かけよりました。
なんと そうじきは たまちゃんの だいじな おもちゃまで
てあたりしだい のみこんでいるのです。
どうやら「かってに おそうじして まわれ」と 
まほうを かけてしまったのが いけなかったようでした。
そうじきは とても じぶんかってな あばれものに なってしまい
たまちゃんの おにんぎょうを ふんづけたり
たまちゃんに たいあたりしたり やりたいほうだいです。
そして とうとう たまちゃんと パパと ママまで のみこんでしまいました。

ほこりまみれの そうじきの なかで
たまちゃんたちは げほげほと せきこみながら
まほうが きれるのを じっとまちました。
ところが こんなときに かぎって たまちゃんの まほうは 
いつもより ききめが ながくなってしまうのです。
4かめに ようやく まほうが きれて かってきままな そうじきは
のみこんだ ありとあらゆるものを はきだしました。
もちろん たまちゃんと パパと ママも ぶじに
そとに でてこられました。
3にんは そうじきが すいこんだ おかしを たべて
うえを しのいでいたのです。
そのあと とっちらかった いえのなかを そうじするのに
いっかげつも かかってしまいました。
「そうじきを みるのも いやだろ。これを つかいな」と
まじょが そらを とばなくなった おふるの ほうきを 
もってきて くれました。
「わかったかい? へたくそな まほうは しごとを ふやすんだよ」と
おとくいの いやみを いうのも わすれませんでした。
やれやれ。いちにんまえの まほうつかいには なかなか なれそうに ありません。 

08月04日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る