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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 応援団と朝日歌壇と子守話はエールつながり
これで たまちゃんは すきなだけ プールあそびが できます。

ところが こまったことが おきました。
ちいさな おうちの めいっぱいまで おおきくなった おふろは
たまちゃんちの ほかのへやを のみこんでしまったのです。
だいどころも ベッドも トイレも ようふくだんすも 
みんな みずのそこに しずんでしまいました。
しまったと おもったときには ておくれでした。

まほうがとけるまでの 3かかん たまちゃんと パパと ママは
じいじばあばの おうちに ひなんしました。
そして 3かごに おそるおそる うちに もどってみると
おふろは もとの おおきさに もどっていましたが
あとの ものは もとどおりにならないぐらい
びしょびしょの みずびたしに なっていました。

たまちゃんに まほうを おしえた まじょが あらわれて
「とんだ しっぱいを やらかしたものだねえ」と 
ゆかいそうに いいました。
まじょは いじわるなので しっぱいを みるのが だいすきなのです。
「おねがいです。おうちを もとどおりにしてください」と
たまちゃんは おねがいしました。
「テーブルに いすに ベッドに ふとんに
 たんすに テレビに カメラに ぬいぐるみに アルバム。
 これじゃあ まほうが いくつあっても たりないねえ」
まじょは おおげさに ためいきを ついて
「この あめだまを なめて もとどおりにしたい ものの なまえを
 となえなさい。ただし ひとつだけだよ」と
ふしぎな いろの あめだまを さしだして きえてしまいました。
「どうしよう。たった ひとつだけなんて」
たまちゃんは こまってしまいましたが
「いい かんがえが あるわ」と ママが いいました。
なるほどと たまちゃんは うなずき あめだまを なめて
ママの おもいついた なまえを となえました。

すると どうでしょう。うちの なかは なにもかも 
たまちゃんが おふろに まほうを かける まえに もどりました。
でも あめだまの まほうで もとどおりに できるのは
たったひとつ だったはず。
そうです。たまちゃんは 「じかん」を もとどおりにしたのでした。
まほうを じょうずに つかうには ちえも ひつようだなと 
ひとつ かしこくなった たまちゃんでした。

08月03日(月)
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