ID:93827
脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
[787387hit]

■ アンチエイジングディナーで合同誕生会
食事が進み、お酒が進み、おしゃべりがはずむと、「何才まで現役でいたいか」と下ネタも元気。途中から加わったおじさま(大和ナントカの偉い人。益田さんの珍紹介で、正体はつかめないまま)から「不倫(フーリン)火山」なんてオヤジギャグも飛び出す。「やっぱり男の人って、タツとうれしいものなの?」と益田さんはあいかわらず無邪気で、「欲はないけど、性欲はある」なんて発言も。

田邊さんの紹介で益田さんプロデュースのドキュメンタリー映画第二弾『蘇る玉虫厨子〜時空を超えた「技」の継承〜』の作曲を手がけられた真島さんは得意のダジャレを連発。「赤ワインと白ワインはまったく別物で、違いはタンニンにありまして、これがいわゆる赤のタンニン」「鬼が愛用している化粧品は、鬼にカネボウ」「北京ダックもふかひれスープもない中華料理屋の味は、カモなくフカもなく(可もなく不可もなく)」などなど、思わず携帯のメモ帳に書き留める。「おしりをこちら側に向けたゾウを通り過ぎて歩いて行くと、別なゾウがおしりをこちら側に向けていた。何しているのと聞いたら、『ブックエンドごっこ』」という小話がキュートで気に入る。

今日初対面のマダム岩田は、新幹線でちょくちょく神戸から遊びに上京しているという女社長さん。やんわりした関西弁で毒のあることを言うのが、わたしの笑いのツボを直撃。糖質の取りすぎがいかに体に悪いかを話しだしたら止まらなくなる田邊さんの大演説を、「わかった。何もかも糖質が悪いのね」と手短にまとめ、益田さんがお得意のボケや物忘れをかますたびに、「糖質が多すぎるのよ〜」と絶妙な突っ込みを入れていた。「なぜか女性は僕に語ってくれるんですよ」と田邊さんがうれしそうに言うと、「それは田邊さんの口をふさぎたいからよ」。

隣のテーブルでは、益田さんが準備中の次回作『築城せよ』(劇場公開用長編)の企画会議中。監督の古波津さんや撮影の辻さんと挨拶させていただく。同作品に関わっている読売新聞の方も大阪から駆けつけ、二つのテーブルを行ったり来たり。去年観たオリジナルの短編がぶっ飛ぶほど面白かったので、長編が楽しみな反面、乗り越えるのは大変だろうなと想像する。あの予算と時間で完結していた傑作を一度壊して作り直すのは、まっさらなところから新作を立ち上げるより大変かもしれない。うまく「化け」て、また驚かせてほしい。

宴もたけなわでデザートタイム。デザートの盛り合わせとバースデーケーキは、ふすま製ではなく砂糖も使っている。「食事である程度満腹になってからは、糖質が吸収されにくい」のだそうで、「メインで良質なたんぱく質を取った後に贅沢なデザートというフランス料理は理にかなっているんですよ」と田邊さん。そういえば、フランスに旅行したとき、日暮れからレストランに集まった客たちは、尽きないおしゃべりとともに夜通しテーブルを囲んでいた。食べることを生きることの真ん中に持ってきて楽しむ、そんな生き方は健康的だと思う。今宵の晩賛も気がつけば四時間。値段がつけられないほど、とびきりおいしくて楽しいひとときのお会計は、田邊さんの御馳走。すてきなすてきな田邊のおじさま、ごちそうさまでした。


[5]続きを読む

02月22日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る