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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 英国旅行2日目 風呂と衣装と作家と演劇
■4時半頃、Theater Royalという劇場の前を通りがかると、「よかったー」と満足げなお客さんがぞろぞろ出てくる。公演中のDick Wittingtonというお芝居の昼の部が終わったところらしい。窓口に行って夜の部のチケットがまだあるか聞いてみると、前から2列目のかぶりつき席またはバルコニー席または後方の席を選ばせてくれる。せっかくなのでかぶりつき席を希望。子どもにもわかる内容ですよとのこと。上演時間が近づくと、かわいらしいドレスで着飾った女の子やよちよち歩きの男の子が続々やってくる。手に手に持っている光り物は上演中に振るものらしい。幕が開くと、「いい者」役には拍手喝采、「悪者」役にはブーイング。大人が率先して声を出し、子どもたちに楽しみ方を教えている雰囲気がいい。一旗揚げたいDick Wittingtonが旅の途中で出会ったおともの猫のTommyとともに着いた先は、大量のねずみに手を焼いている街。DickはTommyとともにネズミ退治に活躍するが、泥棒の疑いをかけられ、街を出る……という物語。ダンスあり、コントあり(オナラ連発のようなわかりやすいもの)、客席にキャンディーを投げたり、観客の子どもを舞台に上げて自己紹介させたり、一緒に歌ったり、バラエティ型演劇という感じで飽きさせない。オカマキャラのおばちゃんがいい味出していた。Chris Harrisという役者さん。
■今夜の宿はMarlborough Houseの隣のB&B,Elgin Villa。27日から3連泊したかったのだが「27と29しか空いてない」と言われ、「間の28日に泊まれる近くの宿を紹介して」とお願いすると、お隣さんを紹介してくれた。スーツケースは置いたまま一日分の着替えを持ってプチお引越し。Elgin Villaのほうがfurnishingに凝っていない分、宿泊費は1泊£20安い(ツインで£65)が、お部屋は広々で快適。
12月28日(火)
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