ID:87518
与太郎文庫
by 与太郎
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■ NHKはどこだ 〜 ブンヤ vs テレビ 〜
 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20040921
 
── 法をふりかざす者は、みずからも法に従わねばならない。
── 《おはよう日本 20040922 05:20 NHK》
 Annan, Kofi Atta 19380408 Ghana /19970101国連事務総長 7
 
 早朝のテレビで、映像の下にテロップが流れていく。とても簡潔で、
言わんとすることが力づよく伝わってくる。かくも格調たかい表現を、
先進国の政治家たちが忘れてしまったのだろうか。
 
 万が一にそなえて、手もとのメモ用紙に走り書きしておいて、ネット
ニュースを呼びだしたところ、長いばかりで、映像の迫力にほど遠い。
 新聞記者にも言い分はあるだろうが、これでは勝負にならない。
 
>>
 
 国連総会:アナン氏演説 混乱続くイラク現状へ強い憂慮
 
 21日の国連総会一般演説の冒頭で、アナン事務総長が米軍によるイラ
ク人受刑者虐待事件などに言及し、間接的ながら米国を批判した背景に
は、治安悪化が止まらず、混乱が続くイラクの現状への強い憂慮がある。
 
 アナン氏は昨年の国連総会冒頭演説でも、ブッシュ米政権が掲げる
「先制攻撃」理論について「信頼に足る正当化の理由があろうとなかろ
うと、無法な武力行使が拡散する先例となる」と批判した。世界が注目
する国連総会の舞台を利用し、2年連続で米国にクギを刺す形になった。
 
 アナン氏は21日の演説で、古代イラクのハムラビ法典に言及。
「この法典は秩序を保とうとする人類の戦いの指標だった」と述べ、
「国連はそれと同じ原則に基づいて創設された」との解釈を示した。
その上で、アナン氏は6月下旬、米英占領当局からイラク暫定政府への
主権移譲後も、テロが頻発し、多くの民間人が犠牲になっている現状に
懸念を表明した。特に注目されるのは、「アブグレイブ刑務所」と名指
しこそしなかったものの、米軍によるイラク人受刑者虐待事件に言及し
た点だ。
 
 アナン氏は、この虐待事件をはじめ、イラク・ファルージャなどでの
米軍による強引な武装勢力掃討作戦で多くの民間人が犠牲になっている
ことがイラク人の反米感情を増幅させているとの認識を抱いているとさ
れる。来年1月までに予定されているイラクでの直接選挙支援に向け、
国連が国際要員をイラクに復帰させたものの、35人以内という極めて
限定された規模となった背景には、根深いイラク人の反米感情がテロを
誘発しているとの危惧(きぐ)がある。
 
── 高橋 弘司《毎日新聞 20040922 01:27 ニューヨーク》
 

09月21日(火)
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