ID:87518
与太郎文庫
by 与太郎
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(他の画像では、うまくいかなかったので、文字部分を削除して転用)
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19690727 layout paper for Arpeggio
19760727 田中 角栄(58)逮捕
◆ 雨の日の客
むかし、喫茶店のマスターと名乗る男に、酒場で知りあった。
彼の父は、銭湯を経営していたそうだ。長男が映画会社に勤めたので、
廃業したという。そこで、次男の彼は喫茶店を始めることにした。
「旨く淹れたときのコーヒーは、客が一滴も飲み残さないんだ。もしも
残っていたら、小指の先で舐めてみる。すると、てきめんに旨くない」
アルコールで気がゆるんだらしく(マスターは)こんなことも語った。
「初めての客が本を取りだすと、ぞっとする。かならず長っ尻だからね」
どうして困るのか、くわしく聞いてみると、もっともな理由だった。
「灰皿やコップの取替え、おしぼりの汚れぐあい、コストが二倍かかる」
わたしは学生時代から、喫茶店はレコードを聴いたり、本を読む場所
だと思いこんでいたが、そのとき初めて、経営者の立場も理解できた。
それ以来、長居できる店をもとめて、ようやくこの店を発見したのだ。
初めての喫茶店で「ブルーマウンテン」を注文してみると、たいがい
のことが分る。ウェイターが、たちまち緊張するようではダメだ。
深くうなずいてから、仕事にとりかかるような店にかぎる。
わたしは、コーヒーそのものには興味がない。小学校5年生のとき、
生れてはじめて飲んだが、あんまり苦くて喉を通らなかった。
高校時代、レコードを聴きたくて、カフェイン中毒になったのだ。
コーヒーに自信のある店主は、その他のことに関心がない。
どれくらいの時間をかけて飲みほすか、ひそかに観察している。
客のプライバシーなど、まるで関心がないようだ。
店主は、いつもの客がいつも同じ気分のように感じている。
いつもの客も、ブルーマウンテンが同じ風味だと思いこんでいる。
そんなはずはない、とりわけ雨が降った日には、どちらも変化する。
(20061018)
◆
つぎの質問に対する回答として「雨の日の客」を書いた(未完)。
http://q.hatena.ne.jp/1161083734
「いらっしゃませ」「ブルーマウンテンを」わたしが、この小さなコー
ヒー専門店でアルバイトをはじめて、そろそろ一年になる。「その人」
はいつも決まった時間に、決まった席に座って、決まってブルーマウン
テンを注文する。そうして、静かに茶色のあまり大きくない手帖に目を
落とし、ときどき、窓の外を見て、ときどき、何かを書いている。申し
訳なそうに置いてある、新聞にも、硬派な週刊誌にも一度も手を触れた
こともない。そういえば、わたしと目を合わせたこともないような気が
する。マスターとアルバイトの二人だけの小さな店で、無口なマスター
に尋ねても、さあ、いつからだったかな、もうずいぶん昔のような気が
するよ。ただ、覚えているのは、はじめて見えた日、あの日は、雨が降
っていたんだよ。
「創作はてな」です。よければ続きを考えてみてください。時間はたく
さんあります。
aoi_ringo
状態:回答受付中 回答数:5 / 10件 回答ポイント:50ポイント
登録:2006-10-17 20:15:36 終了: カテゴリー:生活 人生相談
http://q.hatena.ne.jp/1164306657
喫茶“リタイア”経営相談
◆ 追記
喫茶店主は、コーヒー以外のものに無関心であるべきかもしれない。
これみよがしのオーディオ機材が並んでいると、後ずさりしてしまう。
京都の老舗・イノダの経営者は、もともと画家だったが……。
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07月27日(日)
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